今日はガッツリランチを食べようかと意気込んで出かけたものの、天気は生憎の雨。
先日もガッツリとんかつを食べようと池上の燕楽に伺ったときも雨でしたね・・・。
その上お目当てのお店が定休日ではないのに休んでおりまして、雨の中別のお店を探すというのも骨が折れますから通い慣れたお店へ。
田町の飲食店街からはやや外れた位置にある人気フレンチのお店、minobi。
満席で断られるお客さんがいらっしゃることも稀でないこちらのお店も、雨の日は客足も鈍るようですね。
開店10分が過ぎた頃でしたが先客はなく。
しかし、満席とは言いませんが後客は続々といらっしゃいましたね。
席によって色の違うカラフルなナプキンがセッティングされています。
ポップな印象。
注文を済ませ、カウンター越しに二人のシェフの華麗な調理を拝見しながら待ちます。
いつもはミニスープ、パン、メインのみのワンプレートランチ(1500円)を食べていましたが、前菜も食べてみたかったのでランチセットを注文することに。
通常、前菜、パン、メイン、デザート、カフェで2300円なのですが、デザートは要らないですと申し出ると、「前菜を2つ選んでいいですよ。」とのこと。
それは嬉しいですね。
前菜は3品から、メインは2品から、デザートも2品からのチョイスです。
この日はお店のブログで食べたいものをイメージできていたのですんなり決定しました。
温かいごぼうのポタージュスープ。
繊維の感じられるほろほろ感のあるタイプ。
先週まではかぼちゃのスープでしたが、ハロウィーンも過ぎたということでごぼうに。
支配人のKさん曰く「好きなときに好きなものを食べられてしまう世の中だからこそ、食べ物で感じられる季節感を大事にしたい。」ということ。
滋味深いです。
前菜二品目は、瞬間燻製をかけたノルウェー産サーモンのグリエ、パプリカのソース、スイートポテトサラダ添え。
サーモン、パプリカのソースのオレンジピンクペッパーやインゲンの緑が映える華やかな一皿。
サーモンは一面を軽くグリルしてあります。
さつま芋で作った甘いポテトサラダにはベーコンも混ぜられており、ジャーマンポテトのような味わい。
そういえばジャーマンポテトって、ウチの母は「じゃがベー」と言い張るのでたまに議論になりますw
パプリカのソースは甘めですが、厚みがあり脂の乗ったサーモンにはちょっと負けてしまっています。
もうちょっとベーコンの塩気でも強いとバランスも取れそうなものですが・・・。
ほんのり香ばしさのあるサーモン、パプリカのソースにペッパーのアクセント、それぞれにはとても美味しかったです。
メインは春菊とキノコのリゾットを詰めた鶏モモ肉のロースト。
皮目はパリッとよく仕上げてあります。
マスタードの効いたソースもパンチがあります。
添えられた野菜は味付けは抑え目で素材の甘さが際立ったいます。
若干身は火が入りすぎな感じもしてジューシー感には欠けましたが、この料理に関して言えば肉汁はリゾットに染み込んでそちらを絶品にしてくれているので狙い通りなのかもしれません。
リゾットは春菊とキノコ。
我が家では鍋の〆におじやをしますが、なんだかそれを思い出しました・・・、と言ったら失礼でしょうかw
これも一つの季節感ですね。
鶏の出汁も吸ったリゾットは春菊の香りも華やか、クセになる味でした。
食後のドリンクはカモミールティーをチョイス。
熱々でなみなみ注いであるのはKさんのお茶目な悪戯というか陰湿なサービスというか・・・w
不敵な笑みでしたよw
まあ満席ではないとはいえ、遠回しに「ゆっくりしていって」と言われているようでありがたかったですね。
お店を出るときには傘立てから僕の傘を取って開いてくださいました。
入店時に僕の傘までしっかりチェックしてあったようです。
何度来ても上質な時間を過ごせるお店でございます。