lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

【広告】

築地の「寿司大」でお好み③。

溜まっている小ネタはまたちょこちょこ出すことにして、今日の話を先に。
「今日の話」といっても、遡って昨日1月10日(金)の夜のことから。
 
「始発」の呪縛を逃れるための方法を色々考えているわけですが、今回は「歩いて」築地まで行ってみることにしました。
今までは新人ということでわりと休日はフリーでしたが、基本的にはウチの会社は休日出勤が多いので段々と自由に過ごせなくなってくるのですよね。
なので残り少ない自由な休日を使って、一度やってみたかったことを実行したかったのです。
 
グーグルマップ情報によると23キロある道のりをダラダラと歩くこと4時間半、どうにかこうにか辿り付きました(笑)
荒川区の薄暗いエリアで、突然真横、目の高さの塀を歩く黒猫の目が金色に光ったときは心臓が止まりそうになりました。
 
4時ちょうどに着きましたが、お目当ての「寿司大」の前には15人ほどの列。
僕はお店の前からちょっと離れた位置の列の先頭でした。
「これは何の列ですか?」「寿司大です。」の係の位置です。
 
2軍だったのである程度待つ覚悟はできていましたが、今日の1周目のお客さんはかなり寿司大を満喫されていたようで待ち時間も長めでした。
歩いた4時間半より店の前で待っていた2時間の方が辛かったかもしれません。
先週5時間並んだというみなさん、それはそれは大変だったことでしょうね。
 
しかし苦行の後の飯はきっと美味いでしょう♪
期待で爆発しそうになりながら興奮を抑えてようやく入店。
 
寿司大では「たくさん歩く、あまり食べないお兄さん」で通っている?ので、「今日はどうやって来たの?」という質問から。
出だしからひと盛り上がりありました(笑)
 

さて注文。
 
先週寿司大に行けばよかったかな・・・、と後悔して以来注文をシミュレーションしまくってきました。
4時間半歩いている間も考え続けていましたしね。
 
しかしいざカウンター席に着いて並んだネタを眺めると目移りしてしまいます。
 

アン肝。
まずはつまみでいただきます。
これは台本通りに。
 
もみじおろしにポン酢、下には大葉が敷いてありました。
 
ネットリ濃厚です。
 

「寒いのでアラ汁を早めに出しまーす。」と出していただきました。
アラは金目でした。
 
では握りにまいります。
 

鹿児島の釣り鯵。
定番ネタですが未食だったので。
 
年間通じて美味しくいただける魚ではありますが、イメージとしては初夏から夏本番にかけてが旬かと思っていたのでまさかこの時期にこの脂乗りとは・・・。
 
ぬらりとした食感で舌に絡みつきます。
青魚らしい脂が口の中に残って、後に残る味がはっきりと「鯵!」と主張してきました。
 

鰆のすなずり。
炙ってポン酢で。
 
筋なのか、どうしても噛みきれませんでしたが、噛んでいると炙ったことによる旨さが溢れますね。
焼き魚を上回る効果があるように思います。
 
続いて最近気になっていたヒラスズキがあるか伺うと「ごめんねーないんだ。」とのこと・・・。
「白身はヒラメ、ハタ、鯛、後エンガワがあるよ。」だと仰るので、ここはひとつ。
 

はた。
塩で。
コリッコリッと歯応え。
淡泊な脂です。
 

ここで焼きたての卵が登場。
他のお客さんのは1塊だったかな?
食べやすく半分にカットしていただいちゃいました。
 
今日はいつにも増して美味しかった気がしました。
 
本日のおすすめネタからも2貫ほど。
 

江戸前の太刀魚。
こちらも炙り、塩でいただきます。
大将が最近ハマっているネタなのだとか。
 
トロリととろける身の解け具合が絶品でした。
皮目も香ばしいです。
 

続いて壱岐のめじ。
クロマグロの子供です。
「お腹の部分を丸々使って、皮目を炙ってあります。」との説明でした。
 
こ、こぉれ美味しーです♪♪
じゅわーっと「濃厚な感覚」だけを残してネタ自体は溶けて消えていく・・・んー素敵です。
 
続いて今まで頼みそびれていた定番ネタです。
 

北寄貝。
パチンと叩いてウネウネウネーッと動いている状態で出していただけます。
コリッコリな食感も特筆すべき点の一つですが、貝の旨みの深さもなかなか。
 

〆はさっぱりと小鯛。
見た目より身厚でもっちりとした弾力がありました。
味は鯛らしくお上品。
薄ピンクの皮目もおめでたいです。
 
全部美味しかったです。
今回は今までの訪問の中で最も満足感が大きかったかもしれません。
んがしかし。
やはりいただきそびれはありますね・・・。
 
お店のおすすめは正しい。
常連さんのおすすめは正しい。
そして、新しいネタに挑戦するのは楽しい。ということが分かってきました。
また機会をみつけて楽しみに行きたいものです。
電車で(笑)
 
「ゆっくり電車で帰ってね。」と声をかけていただきました。
大将もお茶目に「またね!」と手を振ってくださったり。
こちらも人気に驕らず、温かいお店ですね。
満足満足。
また行きます!

【広告】