lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「米花」でがんも、小松菜、金目の煮付け、平目の潮汁。

2月1日(土)、もう2月になりましたね。
日本経済新聞の月替わりの連載伝記「私の履歴書」、1月の小澤征爾さんがとても面白かったので終わってしまったのが寂しいです。
 
とりあえず朝の築地へ。
「あちら」は春節なので激混みになるのでは、と恐れられていましたがそれほどではありませんでした。
むしろ年末年始に比べれば少し空いているお店もあったくらいだと思います。
 
米花に入ると先客は1名様。
すぐに出られたのでジローさんと1対1になりました。
 
「これあげる!」とくれたのは、
 

カエル。
「これ1番人気で、みんな欲しがってんだよ!」だそうです。
 
ジローさんが毎日せっせと書き溜める絵はメニューと並んで飾られていますが、「メニューそのもの」ではないのでもちろんカエル料理は出ません。
 

まずはがんも。
甘めのお出汁をシュクシュクに吸っています。
口の中でジュワーッと溢れます。
 

この日はお新香が出ませんでしたが、代わりに小松菜の茹でたのがこんもり。
醤油などはかかっておらず小松菜そのもの。
寒い時期の小松菜は甘みがありますね。
茎の部分はトロリ、葉の部分は厚くジャッキジャキです。
 

メインは金目。
米花の煮魚といえば金目と銀ダラが定番。
金目は何度かいただいていますが銀ダラには未だ出会えたことがありません。
巡り合わせですね。
 

でも金目美味しーい!
甘めの煮汁に金目の豊潤な脂が溶け出して美味さが濃いです。
 
皮目のフルフル感もたまりません。
 

平目の頭で出汁を引いたお吸い物。
塩でシンプルに味付けされた潮汁は、数ある魚介料理の中でもとりわけ「海」を彷彿とさせる香りです。
 

「超こえーよ!超怖っ!」とジローさん。
 

超怖い顔とは裏腹にこんなふんわり優しい白身が。
平目の頭ですから薄く見えますがかなり厚く身が付いていました。
 
ふんわり食感の最後にキュッと締まる繊維感のある身質がとてもお上品でしたよ。
 
お店を出る頃にはたくさんの常連さんと少しの外国人さんで満席でギューギューに。
春節」っぽさとは違うもののいつも以上に混み始めました。
 
というわけでお茶を飲み終えたらササッとお店を後にし、仲卸に移動。
ふきのとうや果物を買いましたよー。

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