6月23日(火)、この日は帰りにスッと寄り道して世田谷・若林にあるブランジュリー パリの空の下へ。
道中知り合いの方とすれ違いつつ道を急ぎます。
お店に着くと前には5人ほどのお客さん。
少しずつ商品は残っていましたが、次々に購入されていく精神的に厳しい時間帯でした。
クロワッサンフロマージュ(550円)。
チーズとクロワッサン生地が合わさってモチモチとした弾力のある生地に仕上がった中心部がとても贅沢。
バターの濃厚で濃厚で濃厚なところとチーズの風味がさりげなく入れ替わっていて、幅がグンと広がって感じられます。
前沢牛のローストサンド(1000円)。
この日残っていた中で最高値だったサンドもエイヤッと購入。
「美味しい」前沢牛を低温ローストにしてパンオレ生地でサンド。
日本の牛ということもあってほんのりサシの入った赤身。
つるんと滑らかな舌触りは、生よりも艶めかしいです。
ローストビーフはやっぱり輸入牛の方が好きだったりもしますが、食べたことのない食感でした。
パリの空の下さんのサンドイッチでは定番のソースですけど、これってどうやって作るのでしょう。
シェフとお話しできる系のお店でないのが残念。
そういえばシェフは弟子も取られないようですし、食べて考えなさいということかもしれませんねえ。
ノワゼットダニョーのサンド(850円)。
「ノワゼットダニョー」って、名前からは仔羊の何かだということしか分からなかったので調べてみましたが、仔羊の肉を丸く成型したものだそうですね。
結構お高い食材のようですが、初めてなだけにほぇ~と言うくらいしかできないのが惜しい!
豚に近いような香りにも感じました。
この日のサンドはどちらも、このお店にしてはお肉の味が上品だったかな?
こちらの体調のせいもあるのかもしれません。
その分パン生地がどちらも格別に美味しく感じられたなあ。
このチャバタも、味が濃くてたまらなかったです。
次回もチャバタサンドは絶対買おう。
ヴィエノワーズ・ノワ(350円)。
ヴィエノワーズは久しぶりに購入。
どんな感じだったかなあと気になったのと、くるみが食べたかったのと。
フランス産のくるみはローストすると味がくっきりしますね。
渋みはなくならないものの落ち着いて、甘みがじんわり。
生地は想像よりもバターリッチで甘みがこれまた優しくほどよく。
カヌレドール(450円)。
これ!
ずっといただいてみたかったのですよねえ。
蜜蝋を使用した「正しい」カヌレです。
先日も中がドロッとしたタイプのカヌレに出会いましたけど・・・これが正解でしたか・・・。
味の濃さが違う!
香りの濃さが違う!
僕なんてカヌレを初めて食べてから4年か5年かそこらなわけで・・・。
パリに行ってカヌレの味を覚えて帰ってきたいです。
帰って来てそしてまたこのカヌレを、鳥肌立てながらいただきたいです。
クイニーアマンアラヴァニーユタヒチ(600円)。
この日のメインイベント。
見るからに「ふんだん」です。
形もいつものと変えているでしょうか。
日本のクイニーアマンに近いような印象です。
香りは強烈というよりは、上品な花のよう。
花の中でもユリではなく金木犀のようなやわらかさ。
どこからともなく漂うような。
それでいて、パリの空の下の力強い生地、バターの香りにも負けないタヒチのバニラ。
ぜひ2種類食べ比べてみたいものです。
食べたかったものは目の前でかなり売り切れましたが、それでも大満足の買い物ができました。
走ってよかった。