lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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若林の「パリの空の下」で角煮のサンド、ミナミマグロのカマ焼きサンド、フォンデュブルギニオンのサンド、さくらんぼのクラフティ、タルト・リュバーブ・フレーズ・マラデボワ。

6月24日(水)、前日に若干悔いが残ったのと、この日も普通に行かれそうな気がしたのでパリの空の下へ。

少し早く着きましたが、前には10人を超える行列ができていました。
店内を伺うことができない後方位置に並んだので、何が残っているかドキドキしながら待ちましたよ(笑)。


角煮のサンド(750円)。
パンオレ生地に豪快にスライスした豚の角煮を挟んであります。


味付けはあまり濃くしてありませんが、この醤油っ気といつものソースが合いますね。
豚の味自体も濃かったですし、程よく入った脂もバランスよく味をまろやかに仕上げます。

これ奥までたっぷり角煮が入っていたのもよかったですねえ。


ミナミマグロのカマ焼きサンド(750円)。
マグロのカマ焼き系も時々出されるのですけど、ようやく購入することができました。

そして前日の公約通りフォカッチャのサンドをゲット!


この気になるソースをたっぷり使って和えてあります。
ちらと左上に見える赤いの2つはマスタード。
コク、旨みがありつつ、さっぱりとしたソースなのですよ。


やっぱり魚は旨みが強いですねえ。
個人的には肉よりパンチが強く感じられます。

ソースとの相性も予想をはるかに超えて、ん抜っ群♪(←誤植ではありません)
そしてやっぱりフォカッチャも塩気と小麦、いい味してます。


フォンデュブルギニオンのサンド(850円)。
「フォンデュ」というとやはり有名なのはチーズフォンデュですが、チーズの代わりにオイルを使うのがフォンデュブルギニオン。
揚げ物ほど温度を上げないと思うので、イメージ的にはコンフィにも近い調理法なのでしょうか。


外見はマグロのカマ焼きサンドと大差なかったので、こちらは開いてみました。
食べ応えのあるカットの牛フィレ肉がどっしりと。


見た目固そうなお肉なのですけど、噛むと繊維はほぐれます。
こちらもやや多めのソースで覆われていますが、それでも肉の味剛し。

そしてフォカッチャ美味し。


さくらんぼのクラフティ(550円)。
焼きこんであるのはフランス産のグリヨットのはずですが、上に乗っているのは国産のさくらんぼかな?


クラフティ、美味しい~~
クロワッサンとも通じる部分かもしれませんが、なにこの完璧な焼き込みは!
「シェフの中のリトルシェフ」が生地の中にたくさん練り込まれて、逐一温度を報告しているかのよう。
オーブンの中での位置、余熱、その日の気温、湿度、チェリーの状態・・・
数え出したらキリがない「不確定」ともいえる要素、目の前に存在する以上「確定」要素として全て読み切って活かし切ってしまう。

何度感激すれば足りるのでしょう。


卵やナッツのやわらかな甘みとそれを支える旨み。
ここにグリヨットの酸味が合わさります。

和菓子でいうと、梅にも近いような酸味と甘さ。
甘酸っぱさというのとはちょっとズレるかもしれません。

これを使うとフォレノワールなんかも締まるのでしょうねえ。


タルト・リュバーブ・フレーズ・マラデボワ(650円)。
赤く色付いたリュバーブを使ったタルトにフランス産マラデボワのコンフィチュールを豪快にトッピング。


うわあ、なんだこれ・・・

苺ってジャムにするために加熱すると味が重たくなるのですよね。
重たいところは砂糖の味でごまかして、うわべの甘酸っぱさでまとめるというのが苺ジャムのイメージだったのですけど。

これ、なんって軽やか!

ちょっとつぶつぶしゅあしゅあ。


リュバーブはジャクリ、アーモンドクリームはドロリ。

リュバーブもさわやかな青リンゴのような味わいですので、全体にとてもとても涼しげな一品でしたね。


美味しい。

モノの価値って何だろう、ですとか、常識って何だろう、ですとか。
そういうことを考えさせられるお店です。

でも気付くと、美味しいなコレ、というところに戻っています。

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