この日はなんとなく久しぶりにいただきたくなって、立石の宇ち多゙さんへ。
東銀座から京成立石まで直通一本で行くのですよね。
11時頃の到着で、幸運なことにお待ちは10人ほど。
回転のいいお店なので15分ほどで入店できました。
長居するお店ではありませんから、席に着いたら早速烏龍茶、煮込み、お新香を注文。
初めて配されるエリアだったので、誰のテリトリー?誰のナワバリ?と恐る恐るのスタートでしたが、お隣のお兄さんが優しく話しかけてくださいました。
煮込み。
甘くなければ辛くもなく、煮崩れず煮詰まらず。
ふわふわ、くにくに。
超真っ当に王道を突き抜ける美味しい煮込みです。
部位指定する注文方法もあるそうですが、僕はよく分からず(^^;)
でも色々食べたいので指定なしの注文でいいと思っています。
お新香。
またこれが美味い美味い。
胡瓜なんか香りが完璧ですよ。
ここからもつ焼きを注文して、もつ胡瓜もつ大根・・・といただいていきます。
シロタレよく焼き。
よく焼きはカリッと香ばしさのある端と、シロらしいクセの出た香り。
実はこの日は奥まった席だったので次の注文のタイミングを掴めなかったのですよ。
口を開いては「あんちゃん」と呼ばれる店員さんに気付いてもらえず苦笑いを何度か繰り返しました。
注文できないまま時間が過ぎてしまい、長居も申し訳ないので諦めるかなと残っていたお新香を食べてしまおうとしたところ、遠目にあんちゃんがチラッと一瞬こちらを見て「何っ」と一言。
本当に一瞬の出来事でしたが咄嗟に、
アブラすくないとこ塩よく焼き!
と噛まずに言えました(^^;)(笑)
アブラすくないとこ塩よく焼き。
無事にいただくことができました。
隣のお兄さんも、僕が注文しあぐねているのに気付いていたようで、
「あんちゃん、よく見てるねえ」と一言。
視野が広いですよね。
「メッシだね」
イニエスタですね。
アブラすくないとこ、とは豚の脂の中でも身が多く付いたところ。
脂身の多い焼きとんと言ってもよさそうです。
シャクッとした歯切れはよく焼きの特徴。
あんちゃんは気付いていないようでずっと気付いていたのだと思うのですよね。
僕が声を出せばいつだって聞いてくれているのだと思います。
もちろん僕が声を出さなければ構ってくれないわけで、常にお店が回ることを考えているわけですね。
それでいて僕を見捨てずに拾ってくれる・・・うーむ、来るたび痺れます。
そろそろお店の方の手を煩わせることなく、スムーズに過ごせるようにならなくてはいけませんね。
また来ます。