2月27日(土)、久しぶりに寝坊しましたが、何食わぬ顔で築地へ。
この日はまっすぐ高はしさんへ、前から5番目に並びます。
この日は日中暖かくなる予報でしたが、朝はひんやり。
服装が難しい時期ですね。
ギリギリ1巡目で入店。
心は今週始まった春の魚に決まっていたので、さくっと注文しました。
魅力的な香ばしさに包まれながらしばし待ちまして・・・
桜ます塩焼き(シモ)(3000円)。
3代目も大好きな魚だそうで、お店の推しも強い桜ます。
味と香りのいい魚なので、個人的には脂の少ない身かシモがいいような気がしています。
種類としては「本鱒」、川魚のヤマメと同種ですがこちらは降海型で海で大きくなって川に戻る魚です。
いい色、いい香り。
脂の少ないシモを選んだつもりでしたが、ジュワジュワ脂が溢れてパチパチ弾けています。
カキンコキンの板状になった皮目、ミニチュア版のベニヤくらいのイメージ(?)でしょうか。
箸がサクッと入って気持ちいいです。
カマ、身、シモの中で、シモが1番安価ながら1番ボリュームのあるメニューで、ご覧の通り2塊付けてあります。
皮目も広いのがまた嬉しいですね。
パッキーン!パキパキ!と皮目を割ると、中から淡い桜色の身が現れます。
上品な色、そしてさらに勢いを増す香り。
皮目は細かくチップス状にしていただきます。
鮭鱒系は久しぶりにいただきましたが、やっぱり香りがとてもいいですね。
ひとくちひとくち、ほくほくと噛みしめるたびに鼻腔をくすぐってきます。
脂の旨みも抜群、登場1週目から絶好調でした。
時期は短いと思いますが、今シーズンもう1度くらいはいただく機会を作れたらと思います。
春を感じることができました。
ごちそうさまでした!