チーズを色々買うようになってようやく1年くらい経ちました。
もともと好きで安いチーズを冷蔵庫に常備はしていましたが、この1年は毎週末ちゃんとしたものを3,4種類は買うようにしています。
そこで感じたことを少し。
とにかく美味しいヨーロッパのチーズ
ずっと何となく思ってはいましたが、
ヨーロッパの乳製品は本当に美味しい。
国によって個性が出ているのも面白くて、たとえば
イタリアのチーズは女性を口説くような色気のある香りだったり、
スペインは山羊の香りと塩気が燃え上がるようにぶつかったところにミルクの甘みが生まれる感じだったり、
美食の国フランスは万能型で万人に好まれるものからマニアウケのクセの強いものまで。
ドイツやオランダになるとミルクの味にちょっと雑味があるようにも思うのですけど、それをかき消す雄々しい力強さを持っています。
もちろん短くまとめようなんて無粋で、驚くような、出会ったことのないチーズが無限に存在していてキリのない世界です。
詳しい人にそのチーズが作られる背景、季節感、食べ方など色々伺って、
気になったことは自分でも調べてみて、
食べれば食べるほどヨーロッパの深みにハマっていく気がしています。
とにかく買ってみるべし
専門店でチーズを買うのはハードルが高いですよね。
よく聞く「敬遠する理由」は、種類が分からない、食べきれるか心配、の2つ。
「種類が分からない」に関してはとりあえず
「分からない」ことをアピール
してお店のおすすめに従えばいいという、ただそれだけ。
通って覚えてさえもらえば、
お店の人のコーディネートで少しずつ新たなチーズに挑戦させてもらえるかもしれません。
逆に無理してちょっと詳しい風を装うと、
お店の方もどういう客なのかが掴めなくて何を勧めればいいか分からず、
お互いが損するだけだったりします。
プライドは捨てると吉です。
「食べきれるか」に関してはもちろん一概には言えませんが、
事実として僕はこの1年間ダメにしたチーズは1つもありません。
大概は1週で食べきるようにしていますが、
食べきれずに2週間くらい引っ張ることもザラです。
一度カットしたら厳密にはそれ以上「熟成」は進まないそうですが、
チーズによっては時間の経過とともに確実に「変化」はあるのでそれも楽しみのひとつです。
もちろん悪くなることもあるでしょうから、
最終的には各自の判断、各自の責任になりますけどね。
カットしてもらえるサイズについては、お店による、としか言えません。
カットしてある最低単位は基本的に200gくらいだと思いますが、
これは1人が1日に食べる適量とされる30gのおよそ1週間分にあたります。
まあ食生活は人それぞれなので、万人共通の適量があるのかは甚だ疑問ですが。
「お好みにカットします」
みたいなお店ならひょっとすると150g、100gくらいまでは対応してくれるかもしれないので聞いてみるといいと思います。
お願いするときは人として当然な程度には低姿勢で。(←これすごく大事)
初期の僕はお願いする度胸がなくて頑張って大きいのを買っていたら、
お店の方が心配して「切ろうか?」と聞いてくれました(^^;)
さらっと書くつもりでしたが書き始めたら結構書きたいことがあるものですね。
「3つのこと」というタイトルですが、長くなりそうなので今回は2つだけで。
続いはまたあるかどうか・・・(苦笑)。
とりあえず今回は、
とにかく美味しいヨーロッパのチーズ
とにかく買ってみるべし
の2本立てでした。