5月4日(水)、この日も実家スタート。
午前中は有楽町で用事がありましたが、昼過ぎに身体が空いたので急いでランチのお店を探すことに。
連休中とあってどのお店が営業しているかも分からなかったので、とりあえず歩き始めて思いついたお店へ行ってみると幸い看板が出ていました。
京橋屋カレー。
2006年5月オープンだそうで、ちょうど10年くらいになるのですね。
この日は13時前の訪問だったので、先客なし。
後からおひとりだけいらっしゃいました。
階段を上がって2階にお店はあります。
「タバコのニオイのする方入店禁止」や「ながら食い禁止」といった掲示がある店内、ご主人もちょっと強面で緊張感があります。
こういうのってご主人の真面目すぎる性格の表れだったりして、こちらのお店もカレーへのこだわりに期待が膨らみます。
ツインカレー(ときえ・キーマ)(ご飯少なめ)(1600円)。
3種あるカレーのうちから2種選ぶことの出来るツインカレーを注文、他に辛口伊達鶏カレーというのがあります。
セットで付いてくるキャベツとヨーグルト。
ひとくちずつですが、キャベツは前菜、ヨーグルトはデザートでいただくことにします。
ではではカレーをいただきましょう。
ときえカレー。
鶏肉の”と”、キャベツの”き”、海老の”え”でときえカレーだそうです。
鶏肉は煮崩れて、キャベツはしっかり火が入ってトロトロ、海老は上にトッピング。
仕上げのオレンジの油は海老油なのだとか。
小麦粉を使わずシャバシャバタイプ。
米油を使っているという油にしっかりと移ったにんにくの香りが食欲をそそります。
この粗さが口の中で変化を生みます。
にんにくの香るオイルベースで、バジル、ローズマリーなどハーブがが合わさるので印象としてはイタリアンにも近い感じ。
といってもやはりクミンやカルダモンのようなスパイスも顔を出して、カレーらしさもちゃんとあります。
こちらはキーマ。
色味にはそれほど出ていませんけど、トマトジュースがかなり強く主張しています。
こちらも印象としてはボロネーゼを思い出すような味わいでした。
トマトの甘みと豚肉の旨み。
お米は”ななつぼし”、固めにパラッと炊き上がっています。
カレーがいいのか、ご飯がいいのか、はたまた両方か。
馴染ませれば馴染ませるほど美味しくなっていきます。
ネット情報を見ていると、レシピも変化、進化されているよう。
このご飯との相乗効果なんかひとつ取っても、ちゃんと味見して、研究して、より高みを追求されているのだなあと感じました。
ヨーグルトにかかっているのは自家製のプルーンソースなのだとか。
さっぱりといただいて、ごちそうさまでした。
もうひとつカレーを残してしまっていますし、今回トッピングもひとつも頼まなかったのでまた伺ってお店の魅力をさらに深く堪能したいと思います。
素敵なお店でした。