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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「寿司大」でお好み51。

3月11日(土)、以前から話題に挙がっていた「たまには日中に寿司大に並んでみよーよ」企画を実践してみることに。
 
この日は陽射しこそ暖かかったものの、風が冷たくて太陽が隠れると底冷えするような寒さでした。
なので、行列が進んで店前の屋根の下に入ったところは特に身体が冷えてしまいましたが・・・
 
お店に入ってしまえばこっちのモン!
 
外光の影響もあって、朝イチよりも若干店内が明るいかも。
物理的な明るさに加えて、お店のみなさんも朝イチの"エンジンかけ始め"の時間帯よりも調子が上がっているのかもしれません(^^)
 
お茶で暖を取りつつ、この日のネタを伺います。
 
目当てのものや、意外なものがあったので、どう攻めていくか頭の中で構成を組み立てつつ最初は・・・
 
あん肝。
3年以上前に1度いただいたことがあったのですけど、その後はめったに出ていなかったのですよね。
確か「1度も出さなかった」というシーズンもあったと伺ったと思います。
以前とはモノが違うのか、仕込みを変えたのか、ビジュアルは別物になっていますね。
 
箸を入れると驚くほどやわらか、そっと箸で持ち上げて口に運ぶと舌触りはとてもクリーミー。
濃厚なあん肝の"白身魚"の旨みと、ネギ、もみじおろし、ポン酢の組み合わせが寿司大さんらしくていいですね。
 
あるとは思っていなかったので、とても嬉しいスタートになりました♪
 
ちょっと遅れてガリをいただきまして。
 
続いてはこの日の最大の狙いだった春の目玉・・・
 
ほたるいか軍艦。
 
味のバランスを考えて「握り」で注文された方もいらっしゃって、
「それもあったなあ」と思いましたが、
安定性という意味でバランスを考えたら「軍艦」の方が良さそうですね。
 
確認しませんでしたが、握りの方はほたるいか2杯付けなのかな?
 
こちらの軍艦は3連装砲。
 
攻撃力バツグンの旨みの詰まった"砲弾(ミソ)"はもちろん搭載済みです。
旬の鮮度のいいほたるいかならではの、身の張りや強い旨みと甘みのバランスが素晴らしいですね。
 
続いてアラ汁。
 
お茶に続いてこちらも身体の芯から温まりますね。
この日は特に味噌の香りがよかったような気がします。
 
アラ汁に続いて、こちらもサービスの玉子焼き。
最近白っぽいのが続いている気がしていましたが、今回は黄色の濃いタイプでした。
 
卵の誤差の範囲なのでしょうか。
 
続いて握りは、さわらの腹身を。
「そのまま?炙る?」という確認のあるネタだったので、ここは両方お願いしてみました。
 
昔は定番でこの"砂ずり"も並んでいたのですけど、しばらく見かけなかったのですよね。
 
まずは生から。
白身のエンガワとかのどぐろとかに近い感じで、さわらや青魚っぽさからは遠いような印象。
 
見た目通りの艶めかしい食感で、ぷちゅっと脂が出ます。
 
脂に重さはなく、ネギと合わせて食後感はとてもさっぱりしたネタでした。
 
しっかり脂は乗っているのですけどね。
最近よくいただいていた背中側とは別物の味わい。
 
続いて炙りを。
 
皮目がキュッと縮んで、包丁が入っているようなビジュアルになっていますね。
 
身が緩んでいる生よりも、しっとり落ち着いて感じられる食感。
 
脂もちょっと重さがでて、甘みもはっきりと感じられました。
もちろん炙りの香ばしさも出ていて、生→炙りの順番でいただいて正解だったと思います。
 
銚子の鯖。
お隣の方が召し上がっていて、なかなかのサイズとのことでしたので僕も便乗。
 
脂乗りは控えめで、鯖の光物らしい酸の効いた味わいを堪能できる1貫だったように思います。
 
エンガワを塩で。
クニュッとした食感で、思ったより脂が弾けなかった印象。
 
とはいえ白身にしては甘ーい脂がシャリと合っていて、独特の味わいになりますね。
 
せっかくなのでさわらの背中側もいただくことに。
 
こちらは最初から皮目を炙って用意されています。
 
ネタケースの中にある時点でかなりの大物だとは分かっていましたが、いざ握られて出てくると驚きのサイズ。
 
シャリのところで持ち上げて、両端の垂れ下がったのを上手に丸め込むように口の中に放り込みます。
 
イメージ 19
ご覧になっても分かると思いますが、身全体に融け込んでしっかり脂が入っています。
 
腹身は身と脂が分かれて感じられたのですけど、こちらは一体になってネットリ濃厚にとろけるような食感でした。
皮目の香ばしさも合わさってまさに"絶品"と言いたくなる1貫でした。
個人的にはこれが1番ハマりましたが、次回どうするかと聞かれれば「気分次第」と答えるしかないハイレベルな争いだったことは間違いありません。
 
というわけでみなさんと楽しく心ゆくまで幸せな時間を共有することができました。
寿司大さんは、お寿司自体が美味しいのはもちろん、
1つのイベント、エンターテイメントとして楽しめるのも魅力ですよね。
 
これから暖かくなってくると並ぶのが楽になる反面、その分並ぶ方が増えることが予想されますが、
また性懲りもなくお邪魔したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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