この日は市場に着くと「寿司大」に空席があったので思わず飛び込んでみることに。

前回も市場に来てから人に誘われて急遽お邪魔したので、2度連続でそんな感じになりました。
5時間も6時間も並んでいた頃からは考えられないことですね。

ネタケースを眺めてツマミから〆まで注文を考えていきます。

まずは煮穴子炙り。
特に注文はつけませんでしたが、塩とツメの2種盛りで出したくださっています。

ツメ。
穴子の旨みが凝縮したツメがかかって、ボリュームのある味わいに。
香ばしさもキャラメルのような仕上がり。

塩。
こちらはカリッとした食感と、カラッとした香ばしさ。
ほどける身の繊維質から、白身魚の鋭い旨みがふわっと広がります。

玉子。
珍しくハッキリと焼き目が付いていますね。

鰹。
「背と腹とどっちにする?」と聞かれたので、背側に。
赤身をいただきたい気分だったのですよね。
酸味が少なくて、むしろまぐろに近いような味わいでした。

お隣の方が注文した鯵なめろうのお裾分けをいただいて、軍艦に。
生姜風味と味噌風味から選べて、こちらは生姜風味です。
味噌はいただいたことがあったと思いますが、生姜もさっぱりいただけていいですねえ。

新子4枚付け。
前週は5枚付けをいただきましたが、少し新子が成長。
とはいってもまだこのサイズだと酸味の立ったさわやかな握りになりますね。

鰹。
先ほどは背側をいただきましたが、結局腹身もいただきたくなって追加。
旬の戻り鰹ほどは重くない脂がさらさらととろけます。

スズキ。
〆は白身を…ということでこちらに。
ジャキッとした歯応えと、意外にしっかり脂の乗った1貫でした。

サクッと入ってパクッと旬のネタをつまむ。
これも江戸前寿司の醍醐味だなあと思いながら、贅沢な朝ごはんを終えてごちそう様でした!