10月7日(土)、10月に入って築地の各店は牡蠣がスタートしました。
この日は出始めの牡蠣をいただきましょう、と小田保さんの暖簾をくぐります。
店内結構席が埋まっていましたが、幸運にもカウンターに1席空いていました。
うちわが用意されていますが、もう出番のなさそうなシーズンになってしまいましたね。
もしくは熱々のフライを冷ますときに使いましょうかね。
地金目バター焼き(900円)、カキフライ(260円)。
尾に近い部位のようで薄く広い切り立て。
表面積が大きい分、バターソースがたっぷり絡んでいるような気がします。
ちょっと焦げ気味で却って赤が鮮やかに。
カリッカリでパリッパリ。
しっかり脂が乗っていたので「本当に尾の部位?」と2度見、3度見してしまいました。
焼き物でもしっかり金目は特有の香りが立ちますね。
以前某寿司店で、
「煮付けは伊豆下田のものとかが重宝されるけど、寿司ではめったに使わない。むしろ稲取とか…」
なんて伺った記憶がありますが、それでいうと焼き物はどちらが合うのでしょうね。
間接焼きには水分の少ないと言われる西の魚がいいのでしょうか。
そしてそして、カキフライを。
普通のお店のピークの1.2倍くらいのサイズですが、小田保さんではまだまだまだまだ。
こんなサイズをピークに出されようものならクレームものです( ̄▽ ̄)(お店が仲卸にね)
あ、でもちゅるんとしてジューシー!
香りはよくも悪くも軽めですね。
いやしかし、何という基準があるわけではありませんが、「今年は順調かも」と思える質のいい牡蠣だったと思います。
今シーズンもよろしくお願いします。