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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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北千住の「重義」でフレンチパンケーキ、かぼちゃん。

さて、この日は1度退散して態勢を整えて北千住に出陣。
気になっていた11時オープンのお店に伺います。
 
重義。
北千住のパンケーキの名店「茶香」さんの隣にあって、その「茶香」さんがプロデュースのかき氷専門店なのだそう。
 
あくまでも「プロデュース」という体のようですが、コラボしたソースがあったり、最近では茶香さんのパンケーキ生地を使ったメニューが登場したり茶香さんファンには気になる存在だったのです。
 
テーブルが5つ、向かい合って座るにはスペースが足りなかったようで同行者とは横並びに座るスタイル。
反対側のテーブルのみなさんと向き合って座るという不思議な形でした。

フレンチパンケーキ(1200円)。
茶香さんのパンケーキ生地を一晩アパレイユに浸して作ったパンケーキ版フレンチトーストなのだそうです。
 
苺、バナナ、ブルーベリーで飾り付けられ、添えてあるのは生クリーム、ソフトクリーム、メイプルシロップ。
 
茶香さんのパンケーキ生地はシンプルにいただきたいところですが、何やらごちゃごちゃしていますね。
 
好みに個人差はあると思いますが、それにしても綺麗とも可愛いとも思われないビジュアルのように感じます。
いかがでしょう?
 
フレンチパンケーキ生地はこちら。
見た目は"パンケーキ"感はそれほど感じられませんね。
 
このブルーベリーが冷凍なので、融け出た水分でフレンチパンケーキ生地が紫色に染まっていく様は、いやはや何とも。
 
コーンスープが付きましたが、これは自家製なのかちょっと分かりませんでした。
 
粒が入っていたのは確かです!
 
メレンゲの混ざりきらない生地感はまさしく茶香さんのそれ。
 
もともとのシュワシュワ弾け消えるような儚い食感が魅力ですが、一晩置いてしまうとどうしても一旦水分が抜けた感じが出てしまっているのはやや残念。
 
フレンチトーストはフランス語で「パン・ペルデュ(=失われたパン)」。
つまり時間が経って乾いて固まってしまったパンを復活させる料理として生まれたものですが、これはむしろストレートに「パンケーキ・ペルデュ」と呼びたくなる1品だったと思います。
元の生地が美味しいだけにもったいない!
 
もうひとつもったいないと感じたのは提供のタイミング。
わざわざ提供の順番は確認してくださったのですが、1分ほどのタイムラグでほぼ同時に提供されたのにはちょっと驚きました。
 
かぼちゃん(980円)。
茶香さんの人気メニューとコラボしたそうです。
 
ソースというより「ペースト」といった方が表現が適切かも。
 
重ためのかぼちゃペーストに、緩めの生クリーム、食感も甘さもバランスがよかったと思います。
 
ちょっとキャラメルソースの主張が強すぎるのがもったいない気がしました。
 
氷はミルク氷になっていて甘さのあるもの。
 
掘り下げていくと、中にもかぼちゃペーストが入っていました。
 
雑な言い方をすると、かぼちゃの煮物を作るときにしっかりめに炊いて鍋底に残るヤツみたいなポッテリ感。
 
かき氷のソースは季節感、オリジナリティーのあるものが多そうで期待できそうな気がしました。
 
フレンチパンケーキの方は、添えられた生クリームは固まり気味、ソフトクリームはひと口目をすくおうとしたら底まで丸々持ちあがるような仕上がりで"やっつけ"感が否めなかったです。
 
個人的な印象では「茶香・ペルデュ」になる前に、こちらのお店はかき氷に特化した方がいいように思います。
かき氷で気になるメニューが出ていそうだったらまた伺いたいと思います。

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