カレー気分がよぎったので、久しぶりに1号館の「中栄」さんへ。
実はまだいただいたことのなかったシーフードカレーがずっと頭の片隅にあったのですよね。
提供スピードには定評のある中栄さん。
ガラッと扉を開けて「あいがけ!」と入ってきた常連さんが、席に着く頃には卓上にカレーが用意されているほどです。
しかし殊シーフードカレーに関しては、注文を受けてからシーフードを炒めたりしていらっしゃるようで2,3分待ちました。
それでも2,3分ですけどね。
築地魚河岸シーフードカレー(850円)。
築地カレーの常識であるキャベツの千切りの他、小海老、あさり、イカ、ホタテが具材として、そしてカニ爪がトッピングされています。
ルーはオーソドックスなカレーの香り。
辛さはほとんど感じません。
カニ爪だけは別調理。
蒸しただけかと思います。
爪を持ってワッシワッシ食らいつきました。
シーフードはそれぞれに出汁が出ていたと思いますが、特にアサリを強く感じたと思います。
旨みの強いルーにキャベツの甘みもよく映えます。
忘れるところでしたが、卓上の福神漬けもトッピング。
辛いカレーではありませんが、福神漬けの甘みがよく噛み合いますねえ。
緩くとろみがあってマイルドな中栄さんのカレールーにシーフードの旨みはとても相性よく感じられました。
具自体の質はそれほどよくないのですけど、このルーはまた食べたくなる魅力のあるものでした。
お店の方の気持ちのいい客あしらいを聞きながら、
「またカレーを食べたくなったら…いや、次はハヤシもいいな……」
などと考えを巡らせながら、ごちそうさまでした!