2月2日(金)、少し雪が積もって冷え込んだこの日。
築地に着いて"念のため"寿司大さんの行列を確認すると……20人!
築地に着いて"念のため"寿司大さんの行列を確認すると……20人!
思わず最後尾につくと、すぐに13席が総入れ替えになって7番目に。
というわけで個人的には最短記録の40分ほどで店内に入ることができました。
7番目ということで、珍しく店長の目の前の席でした。
でも相手をしてくださるのはほとんどいつものYくん。
魚は大方揃っていそうで目移りしましたが、まずはツマミで1杯(お茶)。
煮いかを軽めに。
子持ちのヤリイカを甘めに炊いてあります。
下足付き。
下足は吸盤の分だけ表面積が大きいので、こうして味を付けた調理で何乗にも美味しくなるように感じます。
よく動かす部位は美味しい、の法則に従って下足自体の味も濃いです。
とろーんぷちぷち、ぱっつんぷりぷり。
味も然ることながら、食感のデパートとしても他の追随を許さない品揃え。
熱々のアラ汁が登場して、両手を擦り合わせて感謝感謝。
いつもは冷めるのを待って食べる玉子焼きも、思わずひとくちぱくり。
握りは白身から始めましょうということで、まずはアイナメ。
皮目が特徴的で、炙ったりしても美味しいのですけど、今回は皮を引いてありました。
「1日寝かせてあるよ!」
とのことで、旨みが強く出ています。
やや食感はゆるめになっていて程よくコリコリ、これが1日前だとゴリゴリしていたかも。
あん肝。
久しぶりにいただきますね。
結構大判な切り付け。
濃厚で濃厚で、味が密集していますが、下卑た香りはありません。
コクの強いあん肝がシャリの合間を縫うようにほぐしていく感じがいいですね。
鹿児島の釣り鯵。
偶然お隣になった方が鹿児島からいらっしゃったということでカウンターが盛り上がったので、思わず追加。
アイナメ、あん肝、鯵と「あ」が続きましたね。
やっぱり夏が旬の魚ですから脂は控えめかも。
とはいえ、密に詰まった身がちゅるんとなめらか。
旨みの強い個体でした。
鰆。
「あ」にこだわらずに注文(?)。
お腹のところを皮目を炙って。
火が入って身が反り返る分、一旦シャリとの一体感が失われますが、ゆらゆらと浸み落ちてゆく脂が味としてひとつの味にまとめ上げます。
香りがいいな。
というわけで、思い切って並んでみて大正解でした。
いつもの朝イチ独特の浮足立った感じがなくて、落ち着いていただけたような気もします。
またよろしくお願いします。