千葉県松戸市でパン好きの聖地として長きにわたり愛されるパン店「Zopf(ツオップ)」。
300種類を超えるともいわれるツオップのパンの中でも1番人気とされる、看板メニュー「カレーパン」の専門店が、JR東京駅地下1階「グランスタ」内にオープンしました。
↓松戸の本店は併設カフェも人気
2019年7月10日にオープン。
写真は開店2日後のお昼頃の様子ですが、30人あまりの行列ができていて、4,50分待ちとのことでした。
この日は用事があったのでパスしましたが、翌日土曜14時半頃にお邪魔すると同じくらいの行列だったので並んでみました。
やはり「4,50分待ち」と言われましたが、結果的には30分ほどで購入にいたりました。
常に揚げ続けていますが、1人8個までという上限があっても飛ぶように売れていきます。
こんがりきつね色を通り越した"たぬき"色のガリッガリ食感に揚がっていく様子は、長い行列にひるみかけた背中を押してくれるかも。
【実食】
というわけでカレーパン(324円)。
お店では259円のはずなので、少し価格設定を上げているようです。
揚げたてを大事にしたかったので、駅構内の休憩スペースで撮影したためやや暗めの写真で失礼いたします。
牛挽肉をたっぷり使い、玉ねぎ、人参、きのこを加えて煮込み、十数種類の香辛料でスパイシーに仕上げています。
具材は全てルウにとけ込んでいて、どろりとしたカレーに仕上がっています。
謳い文句通りの揚げたてアッツアツで、ガリッガリの食感にインパクトがあります。
カレーを包むときの成型の個体差かもしれませんが、生地の上部と下部で生地の厚みにムラがあるのが少し気になりました。
表面から浸み入る油と、内部から浸透するカレーが絶妙にせめぎ合う生地の厚さも魅力のひとつのように思いますが、今回は下側の生地が厚すぎて「揚げパン」としても魅力がやや物足りなかったかも。
【冷めてからがオススメ?】
念のため1つは持ち帰ってみました。
購入してから2時間半くらい経っていて、さすがにすっかり冷めています。
全体が縮こまって生地は固くなった印象、中央部分はしぼんでいるのがはっきりと分かります。
ただ個人的に過去にツオップさんのカレーパンを食べてきた印象では、少し生地に油とカレーが浸みこんで、カレーの風味も分かりやすくなるので、冷めてからの方がオススメだったりするのですよね。
断面はこちら。
やはりこちらも生地の厚みには大分ムラがありましたね。
モッチモチの生地も魅力ではあるので、この辺は好みにもよるのかも。
揚げたての「攻撃的」な衣の食感も特筆すべきところなのは間違いありませんが、種類豊富な食材の香辛料の風味がひとつにまとまった特製カレー自体が素晴らしい出来なので、冷めたところを落ち着いて味わうのもやはり良さそうな気がします。
【温め直し方】
ちなみに、レジ横に用意されたリーフレットには電子レンジとオーブントースターを使った温め直し方も紹介されていたのでご参考にご覧ください。
都内のパン屋さん巡りをしにくる地方のパン好きの皆さんは、千葉まで遠征しなくても東京駅でこの逸品を食べられるのはありがたいでしょうし、東京駅から長距離移動される方にとっても贅沢すぎる旅のお供になりそうですね。
東京のパンシーンにスパイスのにおいをプンプンさせそうなアッツアツなカレーパンでした。
通りかかって並ぶ余裕のある際はぜひ!
【営業時間】
月~土・連休中日の休日:8:00~22:00
日・連休最終日:8:00~21:00
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