11月16日(土)、このところ市場の朝ごはんでお邪魔するお店が固定化されつつある気がしていたので、この日は変化を付けることに。
まだ伺ったことのないお店もあるのですよね。
魚がし料理 粋のや。
築地時代に惜しまれつつ閉店した「かとう」さんは、経営者を変えて店名そのままに営業されていましたが、豊洲に移転してからこちらの店名に変更されました。
メニューのラインナップは、かとうさん当時のものを彷彿とさせるものになっています。
かとうさんでも定番のひとつだった金目鯛煮付けを注文。
魚の切り付けは、市場飯らしいボリュームがあります。
煮魚にお豆腐を添えるスタイルは前店を思わせるところ。
煮汁には魚の出汁が浸み出ているので、それを吸ったお豆腐がまた煮魚以上ともいうべき味の良さなのですよね。
皮目の色、照りは良くてちょっと期待したのですが、皮下の脂が思ったほどではなく。
ぴろぴろした食感も弱め。
身は、火を入れ過ぎて脂が抜けきったのかとも思いましたが、そもそもあまり脂の乗っていない個体なのかも。
身が締まってしまっている割に、味が染みているわけでもないのですよね。
金目鯛特有の香りは感じられましたが、使っている魚自体に物足りなさがあったように思います。
こればっかりは仕入れの運の可能性もあるので、またの機会に試してみたいと思います。
ごちそう様でした!