続いてもプリンを狙って西新宿五丁目へ移動。
開店30分前に来ても1巡目で入れない人数が既にお待ちでした。
サウザンドコーヒー。
カーテンを閉め切っているので、行列がないとてっきり営業していないのかと思ってしまいそうですが、これで営業中です。
女性の店主さんがおひとりで営業されていてこの日は回転が遅めだったのですけど、店内に入ったら1組長居しているグループがいただけで基本的には手際よく回していらっしゃるようにお見受けしました。
女性客がほとんどだったので端っこの席でありがたいなあと思いながら、注文した品を待ちます。
カスタードプリンとブレンドコーヒー。
写真では拝見していましたが、目の前にすると想像以上にオーラのあるプリンです。
ハンドドリップで丁寧に抽出されたコーヒー。
それほど味が強くはないものの、コクがあって少し甘みも出たちょい深煎り。
メインが甘いもののときにはちょうどいいくらいなのかも。
カスタードプリン。
なんといってもカラメルソースであります。
プリン自体は実は色白なのですけど、オイスターソースかバルサミコ酢を煮詰めたようなどろっとしたカラメルソースがプリンを凌駕する存在感を放っています。
こんなに表面を染め上げるプリンって見たことないかもしれません。
見た目にとどまらず、カラメルソースは苦みがバシッと決まった男前仕上げ。
リキュールを効かせてあるかどうか感じることもできないくらいに力強く、絞り上げた苦みが主張します。
背は高めながら比較的小振りなプリンなのですけど、この味の強さだったらこのサイズがちょうどいいかもと思えるレベルに強いカラメルソースです。
プリン自体はクリームをしっかり使って、卵よりミルクのコクで味わうタイプ。
しっかりとしたプリンなのですけど、正直カラメルソースを味わうために添えてある程度の印象です。
単純な分離なのかあえての構成なのかは分かりませんが、最下層、つまり調理上は表面近くがクリームたっぷりになっていました。
食べていくと最後にクリーミーでリッチな層が主張して、カラメルソースとバランスがとれる感じ。
プリンを食べたな、と改めて認識して食べ終えることができました。
ミーハー心で食べに行くと返り討ちに遭いそうな、パンチのあるプリンでした。
ごちそう様でした！
