この日は気になっていたカレー屋さん「SAPPADU READY(サッパドゥレディ)」へ。
「練馬区立野町」ということで結構遠いところにあるイメージだったのですけど、吉祥寺から歩いて行ける場所だと気付いたのですよね。
練馬区と吉祥寺ってそういう位置関係だったのか……。
開店前から行列になっていましたが、ギリギリで1巡目に滑り込めました。
「エリックサウス」出身の女性店主さんの作る南インド料理を、バナナリーフに載せて現地っぽい雰囲気でいただけるお店です。
落ち着けるやさしいカフェみたいな店内。
メニューはカレー1種〜3種から選べて、オプションメニューも2つありました。
というわけで全部注文します。
見逃しそうな反対サイドにはデザートメニューもあったので、こちらも忘れずに押さえましょう。
カレー3種(マドゥライチキン、アーンドラチリマトン、ネイパルップ)、ラッサム、カード、カスタードプリン。
ネイパルップ、マドゥライチキン。
塩気はバシッと決めつつ、お豆のやさしさで丸め込むネイパルップ、チキンの旨みでひねり潰すマドゥライチキン。
ラッサム。
甘みが強いタイプではないものの、酸味が立ちすぎず食べやすいバランス。
アーンドラチリマトン。
青唐辛子が利いていて、ギラギラした辛みではないものの身体の芯がホットになって汗が出てきます。
骨付きマトンウマウマ。
アッパラム(豆のおせんべい)、アチャール(漬物)、ポリヤル。
現地感強めな見た目ですが、食べにくいものはひとつもなく、はっきりしていてやさしい味というのが一貫したひと皿でした。
カスタードプリン。
フランスのアンティーク皿とかでしょうか。
どっしりしていい質感の食器に、とんとプリンが置かれています。
しっかり固めのプリンで、はっきりしたカラメルの苦み。
ビターさと甘みと旨み。
カレーの食べやすさと統一感がどこかしらにありそうな、強くて食べやすいプリンでした。
プリンの置かれた位置といい、ピスタチオの配置といい、美的センスもありありと伝わってくるひと皿。
振り返ればカレーもとても美しく盛られていて、無造作にも見えましたがあれもきっとこだわりの配膳だったのだろうなと思わされました。
美しさと美味しさ。
クセになる現地感かと思いきや、やさしい世界観がクセになるタイプのお店でした。
またすぐにでも伺いたいなと思いつつ、ごちそう様でした!