というわけで渋谷へ移動して、クラシックなプリンをいただきます。
やってきたのは東急プラザ渋谷内にある「純洋食とスイーツ パーラー大箸」さん。
代々木上原のフランス料理店「sio」の鳥羽シェフが監修するお店です。
古き良きな感じの洋食を提供するほか、クラシカルなプリンも看板メニューになっているのですよね。
まずはプリンとセットになっていたコーヒーから。
コーヒーも昔懐かしい感じ。
そしてプリン。
プリンとドリンクセットで1000円という明瞭な価格設定にしているところが鳥羽さんらしいところ。
プリン皿にやや平たいプリン。
黒々としたカラメルソースに映える純白の生クリーム。
シンプルかつメリハリのあるビジュアルでツボを押さえた、いわゆる「固めプリン」。
「固めプリン」って卵の力で固まったものであるべきなのか、クリームでどっしりさせてもいいのか…結局のところ定義が決まっていないようにも思うのですけど、大事なのは見た目として「昔懐かしい普通のプリン」であることではないかという気がしています。
こちらはプリン地自体にも少し生クリームを感じますが、基本は卵風味強め。
上に乗っている生クリームは少し量が控えめにも思いますが、プリンとのバランスを考えるとよく考えられた適量のように思います。
卵の風味優先。
強烈にインパクトがあるのはカラメルソースで、酸味と間違えそうなほど苦みが凝縮し
ています。
この鮮烈さは「サウザンドコーヒー」さん以来です。
というわけで戦略にまんまとハマってしまった気がしてなりませんが、押さえるところを見事に押さえたあざといけど結局こういうのが好き!系のプリンでした。
さすがだな~とうなりながら、ごちそう様でした!