下北沢へ移動して7月にオープンしたばかりのジェラートのお店へ。
経堂にある完全予約制のカレー店「KALPASI」さんのジェラート専門店です。
経堂のお店でもデザートのジェラートが絶品だったので期待大中の大でございます。
店頭の券売機で食券を買って、カウンターへ着席後にメニューとにらめっこして注文を決めます。
悩みに悩んで選んだのはカルダモンピンクグレープフルーツ、実山椒ブルーチーズショコラ―デという組み合わせ。
「1つは爽やかなのを」と思ってすぐ決まったのですけど、もう1つで迷っていたら「変わった味ですが人気ですよ」とオススメされて後半のフレーバーをお願いしてみました。
メニューのラインナップは季節で変化があるかもしれませんが、この日は8つのフレーバーが用意されていてどれも尖った組み合わせが印象的でした。
メニュー名上「置き」に行っているのはマサラチャイくらいだったと思います。
食べたらそれもすごいのかもしれませんが。
カルダモンピンクグレープフルーツ。
「Sorbet(ソルベ)」と表記がありましたが、乳脂を含むタイプだったと思います。
ピンクグレープフルーツの苦みを活かしつつ、爽やかな香りはカルダモンで補てん。
グレープフルーツのソルベをイメージしていたのでいきなりの変化球に面食らいましたが、さすがの凄まじいバランス感覚でスパイスをずばっとストライクゾーンの隅に収めてくる感じ。
実山椒ブルーチーズショコラーデ。
軽めのショコラのジェラートにブルーチーズの塩気とクセのある香り、最後に強く残る山椒。
ひと口目の印象は悪く言うと「土っ気」が感じられるのですけど、ぶわあっと物凄い勢いで香りがブルーチーズ!ショコラ!山椒!山椒!と分散していくイメージ。
カルダモンピンクグレープフルーツで面食らっていたのが数カ月前のことのように感じられるほどの衝撃でした。
「きっと帰り道の間も山椒が香り続けますよ~」と店員さんに言われつつ、もう1カップおかわり。
焦がしマスタードシードココナッツ、ハバネロマンゴー。
1杯目で迷ったハバネロマンゴーもいただいて帰ります。
優しそうなココナッツを合わせてみました。
マンゴーは想像以上に鮮やかな色、焦がしマスタードシードは白いジェラートの中で胡麻のように点々と。
焦がしマスタードシードココナッツ。
ココナッツベースのジェラートにマスタードシードは「焦がし」の要素がポイント。
香ばしさが絶妙なアクセントになっています。
ハバネロマンゴー。
恐る恐るひと口食べてみると…、痛い!辛いというより痛い!
といっても口に残って耐え切れないような痛みではなく、マンゴーのフルーティーな甘みと冷たさでスッと爽快感だけが残る構成。
食べ続けているとさすがに痛みが増してきますが、痛い!熱い!冷たい!フルーティい!ココナッツ優しい!香ばしい!甘い!痛い!と様々な要素が次から次に飛びかかってきて麻痺します。
意外なジェラートというのはときどきありますが、どれも経験したことのないフレーバーばかりで脳天から揺さぶられるジェラートの応酬といった感覚でした。
また他のフレーバーも食べたくなりながらごちそう様でした!