どこかで何か変わった味の甘いものを……と思って、最初に思い浮かんだ下北沢のカレーとジェラートのお店「カルパシ」さんへ。
何度か伺っていますが、お邪魔すると大体2つはジェラートの新メニューが増えているので、新鮮な気持ちで楽しめるのですよね。
今回も初見の2品をチョイス。
右がカシアダークチェリー、左が焦がしマスタードシードバイマックルーココナッツです。長い。
カシアダークチェリーの方は、写真では暗くて分かりにくいですが、ダークな紫色をしています。
カシアダークチェリー。
カシアというのはシナモンの一種で、日本では一般的に知られたヨックモックのシガールみたいにクルリンと巻き込んだ形状のセイロンシナモンと違って、ゴボウとか木の幹みたいな感じにゴツゴツしたなりをしたワイルドな風味が特徴のもの。
セイロンシナモンに比べると甘い香りは控えめなカシアですが、甘酸っぱいチェリーの風味と合わさることで野生味がやや落ち着いた形で味のボリュームを増す要因として機能していました。
チェリーの果肉も入っていてリッチな食味。
焦がしマスタードシードバイマックルーココナッツ。
今までこちらでいただいたジェラートの中でも最も長いメニュー名な気がします。
ザラッとした舌触りで香ばしさと渋みを残すマスタードシード、ひりっとした辛みを連想させる風味のバイマックルー、後味の甘さをいなすように香るココナッツ。
それぞれの味がポン!ポン!ポン!とはっきり分かりやすく飛び出してくるような組み合わせになっていました。
組み合わせの意外さに加えて、まとまりよりも味の強さを選んだような攻めのレシピになっているところが、今回も気持ちよく感じられる1杯でした。
大満足でごちそう様でした!