手がかじかむ寒さになってきましたが、暖を求めて豊洲の「米花」さんへ。
お店に入るといつもの皆さんがいらっしゃいます。
珍しく受け皿を持って運ばれてきた熱々の丼。
「熱いから触っちゃダメだよ!200℃あるからな!」
とのこと。
続いて大皿。
後に続く料理を予感させます。
熱々の丼はかきたま汁でした。
いりこ、鰹節の出汁を効かせて少しとろみをつけたところをかきたまに仕立てています。
卵を入れるときにお湯の温度が下がるので、卵白が固まる75℃以上をキープするために熱々の熱湯でかきたまにすることには意味があるのですよね。
とろみをつけることで温度が下がりにくく、かきたまは沈みにくくなっています。
お腹の内側から温まる。
しろさばふぐの唐揚げ。
頭だけ落として丸ごと唐揚げになっています。
少し前にお刺身でもいただきましたが、少し赤みが差しているのがとらふぐとの違い。
丸揚げにするにはまあまあの大きさで、厚みの胸の側は揚げ時間を長くしてありそうに見えますね。
ヒレはカリカリとお煎餅のようにいただきます。
ひと口食べて「鶏の唐揚げみたいだな」と思ったのですけど、さすがに黙っていたら「鶏の唐揚げみたいで美味えでしょ!」と声をかけられたので安心しました。
タレに漬け込んであるからというのはありますけど、白身の淡白な味わいが少し近い気はするのですよね。
中はしっとりジューシーな身質。
くどくない程度に、舌触りなめらかな脂乗りでした。
そしてようやく大皿の天つゆに浸ける天ぷら盛り合わせ。
想像以上のボリュームです。
内容はレンコン、ニンジンに海老。
海老天もまあまあサイズのあるものがゴロゴロと5尾も盛り付けてありました。
香ばしいレンコン、甘~いニンジンもどれも印象的。
というわけで全くもってお盆の乗りきらない朝ごはんでした。
たんぱく質、食物繊維をたっぷりいただいて、エネルギーがみなぎりながらごちそう様までした!