モーニングの野方が思ったよりも遠出だったので、元を取らねばと思って同じ方面で美味しいものを何かもう1軒食べて帰ることに。
ということでオープン当初から気になっていた新井薬師前の「マロロガバワン」さんへ。
高幡不動「アンジュナ」さんで修業後、「エリックサウス」の各店で店長を務めた方が独立されたお店なのだそう。
ホリデーメニューにあった全部乗せ的な「カレープレート」を注文。
カレー2種、ライス、ミニドーサ、サンバル、チキンティッカ、アチャールその他色々盛ってあります。
お店の前からガラス越しにオープンキッチンが見える造りになっているのですけど、想像以上に手狭な調理スペースにちょっと驚いていたのですよね。
でもいざお店に入ってメニューを眺め、調理が始まったのを見ると、おひとりでタンドール料理をしながら、ドーサを焼いて、揚げ物を揚げて、カレーを温めて、さらにはそれらを盛り付けて…と凄まじい仕事量をこなされているのでした。
ひとりの人間が最少の移動量ですべて回そうと思うと、この手狭なキッチンでなくてはいけないんだなあと気付かされました。
7種類から2種類選ぶカレー、1つ目は200円追加料金のマトンマサラ。
1番辛口という設定で、確かになかなかホットな仕上がり。
それでもこの辛さだからこそ絞り出されるような深いところから引っ張り出してきた感じの旨みを感じることができます。
ちなみに7種類のうちのひとつのサンバルは元からカレープレートに含まれるので、実質6種からの選択でした。
キーマカレー。
印象的なほどにお肉がふっくら仕上がっています。
肉の質とか挽き方というよりは、火の入れ方とかがお上手なような。
チキンティッカ。
ニンニクがガツンと効いて、口当たりはクリーミー。
ドーサはミニサイズですが、パリッとしたところとしっとりしたところと食感を楽しみつつ、特有の酸も舌にまとわりつくように感じられる1枚です。
サンバル。
トマトの香りが比重多めの仕上がりで、酸味が前面に出たさっぱりとした1皿。
夜や休日用にお酒のアテメニューも豊富に用意されていて、ちょっと信じられないくらいのメニュー量が揃えられているお店でした。
カウンター越しに店主さんの身のこなしを見るだけでも再訪の価値のあるお店だなあと思いながら、ごちそう様でした!