どこかイートインでモンブランをいただけるお店を……と考えて、久しぶりに谷中商店街にある「和栗や」さんへ行ってみることに。
今では絞りたてモンブランを提供するお店も少なくなくなりましたが、その走りといえばこちらのお店でしたよねえ。
個人的には開業すぐくらいの頃にまあまあ通ったのですけど、最近行けていないなあと思ったら前回の訪問から8年以上経っていました。歳を取るwk以下略。
モンブランデセル+茎ほうじ茶セット。
30分待ちくらいで店内に入れて、ブームになっていた頃と比べると随分落ち着いたな〜と思いましたが、後からいらっしゃったお客さん曰く「こんなに行列が短いのを見るのは相当久しぶり」とのことでしたので、この日がたまたまラッキーだっただけでまだまだブーム状態なのかもしれません。
茎ほうじ茶。
栗菓子との相性がいいというほうじ茶は、甘み中心で渋みや苦みはごく抑えられたもの。
甘いという印象が真っ先に立ちます。
モンブランデセル。
淡い栗色で、やや背の高いフォルムのモンブランです。
以前あった通年メニューの栗薫モンブランと比べて、甘さを抑えて栗感を強めたメニューになっているのだそう。
まずは絞りたてのマロンペーストから。
スプーンを入れると、全体がふわふわすぎてシュクンッと潰れてしまいます。
ベース生地は作らず、渋皮栗のクリーム、無糖で緩めに立てた生クリーム、マロンペーストを重ねただけな構成で、イートインですぐ食べることを前提としてあるのですよね。
比率的にはマロンペーストが多め。
スプーンがマロンペーストを貫通できないまま、全体に圧がかかって緩めの生クリームを押し潰してしまう、というのが起きていることの実態のようです。
渋皮栗クリームは比較的甘めに仕上げてあって、マロンペーストと無糖のクリームで渋くなりすぎないように口当たりをよくする要素を加えているイメージでした。
久々でしたが新たな進化が感じられて面白かったです。モンブランは絞りたてのこのスタイルが上位にある、と単純に言える話ではないものの、やはりこのスタイルにはこのスタイルでしか出せない魅力がありそうだな!と思いながらごちそう様です