鹿児島中央駅まで散歩した後、路面電車で再び天文館に戻って、夕飯は「ラーメン小金太」さんへ。
鹿児島らしい豚骨(軟骨)入りの選択肢があるお店で、ラーメンはSSサイズから用意があって翌日の朝3:30まで営業しているという使い勝手がよすぎる人気店なのですよね。
ちょっと並びましたが、ほどなくして入店。
寒い冬のラーメンは並ぶ時間も調味料です。
ラーメン(S)。
確かにやや小さめではあるかもしれませんが、十分なボリュームがあります。
隣のカップルにラーメン並とSと、それぞれチャーハンが運ばれてきて、女性の方に並が置かれたので薩摩おごじょかっこいいなと思いました。
スープは豚骨と鶏ガラベースで、野菜や魚介の出汁も活かしたマイルドでコクのあるもの。
野菜は表面に見えているキクラゲ、長ネギの他、キャベツやもやしが入っていました。
揚げネギがたっぷり浮かべてあって、スープに香ばしさと甘みが加わります。
豚骨入りラーメン(S)。
関東では「バラ軟骨」などといった名前で呼ばれる部位のお肉が、鹿児島では「豚骨」という名前になっているようです。
色の濃い豚骨の上にはネギの白いところが盛り付けられていました。
豚骨とはいえ軟骨なのでコリコリと噛み砕けるやわらかさ。
もっと火を入れるとドロッとゼラチン質強めの食感になるところかと思いますが、あくまでもコリコリとした歯応えを残した仕上がりになっているようでした。
麺は中太ストレート麺で、スープがよく絡んで、やわらかめではあるものの噛み応えもありました。
色んな方の口コミを見ると「中細」と書いている方も多いので、ちょうど中くらいの太さなのかも。
「イシマル食品」という鹿児島の老舗企業の麺を使っているようで、同じ会社が出している同店のインスタント麺が「中太ストレート麺」となっていたので、それが公式情報に近い気がします。
鹿児島に行く前に人に聞いたりしても「鹿児島ラーメン」の定義ははっきりしませんでしたが、子どもの頃に食べた記憶のあるこれは鹿児島ラーメンだなあと思える1杯でした。
チャーハン。
しっとり系のやや油を感じる仕上がりで味は濃いめ。
口コミで評判がよかったので頼んでみましたが、町中華らしさがあってファンの多そうなチャーハンでした。
鹿児島のラーメンに決まって添えて出される大根のお漬物。
お漬物が付くという情報までは掴んでいましたが、そこにお醤油をかけて食べるというところまでは押さえられていませんでした。
真似してかけてみたお醤油。
こういうのが文化になっている辺り、立石の「宇ち多゛」さんにも似た飲み屋の文化を感じました。
鹿児島らしいお店に大満足で、ごちそう様でした!