昼食を食べ逃した午後、どこか甘いものとセットで…‥と考えて、久しぶりの「ル・スフレ」さんへ。
スフレ以外のフードメニューも気になりつつ未食だったのですよね。
キッシュセットは2420円ということで、スフレと一緒には注文しづらいなあと思っていたのですけど、意を決して注文するとスフレ付きでこの値段とのことでした。
なんと!お得メニュー!
さらにキッシュの具は2種類から選べるというのでほうれん草とサーモンにしました。
正直言うと、選んでいる際は「注文を受けてから2種類の具を入れたキッシュを焼くのか…?」と疑問だったのですけど、2種類のキッシュをいただけるということだったようです。
そりゃそうか。
見た目から明らかですが非常にきっちりと作り込まれたキッシュで、アパレイユが密でもっちりとした質感。
卵とバターの風味が2本柱で強く印象に残る味わいでした。
想像もつかないような爆発的な美味しさ、といった方向性の魅力ではないものの、かゆいところは全て手が行き届いたような完璧主義的なよさのあるキッシュでした。
キッシュを食べたいと思うときに食べたいのはこういうキッシュだと思います。
そしてスフレの準備がスタート。
アングレーズのようなソースに蜂蜜を合わせてあるようです。
Soufflé d'Epice au Miel。
今回はちょっと個性的なところでスパイスを利かせたスフレを選んでみました。
スフレは提供されたら時間との戦いで、一刻一秒を争うのでサクサク撮影を終えて食べ始めます。
こういうときカメラの設定をマニュアルにしているのが仇となったりしますが、今回は先にキッシュを撮って設定済みだったのが吉と出たパターンでした。
美しい表面の真ん中にスプーンで穴を開けて、ソースを流し込んでいきます。
スフレ自体からここまではっきりとフレーバーが香ったのは初めてのような気がしました。
こんな感じ。
アニスやシナモンなど甘い香りが広がります。
お菓子にスパイスを使ったものは少なくないですが、温かいお菓子ですから香りの立ち方が段違いです。
蜂蜜もツンとくる感じの甘みで、スフレ生地のやさしい風合いを踏み台にして様々な風味がやんちゃしているようなイメージ。
いい香りなだけではない、ざらりとした余韻を残すようにスパイスの味をガツンと感じられるスフレでした。
ドリンクはコーヒーで。
またキッシュもいただきたい反面、スフレ2つとかも挑戦してみたいなと思いつつ、ごちそう様でした!