満を持してサンセバスチャンのバル通りへ繰り出します。
サンセバスチャンのバルの楽しみ方は、1軒でしっかり食べてももちろんいいのですが、1杯と1品〜2品で済ませてすぐ次のお店へハシゴ……と日本でいうところの「せんべろ」みたいなことなのだそうなのですよね。
サングリア。
お店ごとにルールが違うのもあって勝手が分からなかったものの、慎重に空気を察しながらカウンターの空いているところへ進み店員さんに注文してみました。
パン。
フォカッチャみたいなモチッとして少しもっさりした質感のパンはお料理と合わせていただきます。
牛ほほ肉の煮込みとマッシュポテト。
1000円程度のピンチョスとしてはかなりボリュームのある1皿です。
赤ワインで煮てあるのか少し甘酸っぱい味付けの牛ほほは、ほろほろほぐれてしっとり舌触りの柔らかな仕上がり。
マッシュポテトがたっぷりめで、お肉を混ぜ込みながらいただきました。
ツナ、青とうがらし、アンチョビ、オリーブ。
ピンチョスの元祖とも言われるヒルダ(青とうがらし、アンチョビ、オリーブ)といわれるお料理があるのですけど、これもその組み合わせですね。
ツナが美味しいというのは事前に調べてありましたが、脂がのってほくほくで確かに美味しい。
さらにヒルダの3種が香り、酸味、塩気と独特の重なりを見せて、お酒を煽ってくるコンボであることを確認できました。
サングリアがまた、お酒感がほとんどなくてグビグビ飲めてしまって怖いなと思いつつ、ごちそう様でした!