サンセバスチャン4日目の朝は9時から営業しているというバル「Antonio bar」へ。
お店に着くとすでに先客がコーヒーをお召し上がりで、ショーケースにはサンドイッチというかパニーニ型のピンチョスが並んでいました。
とりあえずカフェラテ。
日本では「スペイン風オムレツ」ともいわれるトルティージャを狙ってきましたが、モーニングでは食べられないのかな?とそわそわしながら過ごします。
あるものをいただこうかとも思ったのですけど、念のため店員さんに伺うとトルティージャはそろそろ焼き上がって出てくるとのことだったので、待たせていただくことにしました。
登場!立ち上る湯気も相まって、圧倒的な貫禄。
出来立てアツアツで切り分けにくそうなのを、お店の方が慣れた手つきでズバズバとカットしていきます。
トルティージャ。
フォークを突き刺してバゲットを添えるのがAntonio流です。
具はじゃがいも、玉ねぎ、ピーマン。
どれもかなり深く火が入っていて、野菜自体の甘みが極限まで引き出されています。
特に玉ねぎは飴色を超えて、カラメルソース色に仕上がっていました。
全体を卵が覆っている卵料理ではあるのですけど、野菜の主張の凄まじいお料理でした。
スペイン風オムレツ、の名前では収まらない、爆発力のある化学反応を感じました。
この旅行で食べた料理の中でもトップレベルに衝撃を受けた1品と言えそうです。
大大大満足でごちそう様でした!