バルセロナに午後に着いて、まずは早速サグラダ・ファミリアへ。
18時くらいに見終えて、では夕食をと思ったのですけど、20時でも日が暮れないスペインの夜は遅いようで、ディナー営業開始の時間は19時や20時が多いよう。
どうしたものかと思いましたが、通し営業のバルを見つけたので入ってみることにしました。
お店の名前は「Txapela」。
この"tx+母音"が入った言葉をバスク語の表記で結構見ましたが、チャ(txa)とかチェ(txe)とか読むようでした。
チャコリ。
バスク地方でよく飲まれる若い白ワインで、アルコール度数が低いこともあってみなさんカッパカッパ飲んでいます。
チャコリというのは銘柄ではなく、バスク地方で作られる軽やかなワイン全体を指すもので、「チャコリ!」と注文してもお店によって全然違うものが出てくるのも楽しみのひとつ。
チャコリもバスク語の表記だとTxakoliになります。前に勉強しましたね。
シドラ。
こちらはりんご酒・シードルのスペイン語読みなので分かりやすいですが、スペインのシドラは酸味がはっきりしているという特徴があるのだそう。
シードルの経験がほぼないので比較はできないのですが、これ以降は旅行中一貫してチャコリを頼んでしまったくらいには「強い味」だと感じました。
IBÈRIC、GERNIKĀ、PĀTXI ĀIZUPURU、DONOSTI。
とりあえず手始めにピンチョス4品。
ピンチョ(ピンチョスの単数形)はもともと串の意味で、串に刺したおつまみのことを指した名前ですが、バル文化の中でこういった一品つまみ料理全般を包含した言葉になったそうです。
IBÈRIC。
イベリコ豚の生ハムを載せたもの。
スペイン1食目はやはりこちらから。
しっとりしてとける質感。うまーい!
GERNIKĀ。
カニのサラダととびっこ。
DONOSTI。
赤ピーマンにツナサラダ。
PĀTXI ĀIZUPURU。
サーモンとクリームチーズ。
上に載っているのは、恐らくうなぎの稚魚もどきのグーラス。
もともとうなぎの稚魚を食べる習慣があったものの、資源の枯渇に瀕したことをきっかけに、カニカマの技術で再現したものなのだそう。
INĀKI。
まぐろのマヨネーズ和えタコス仕立て。
メニューを直訳してみましたが、実際は白身魚だったような気もします。
maionaseは最初読めませんでしたが、マヨネーズのことでした。スペインはマヨネーズ発症の地があるともいわれているそう。
TOLOSĀ、TXIRIMIRI。
TOLOSĀ。
ミニバーガー(トマト、飴色玉ねぎ、レタス)。
飴色玉ねぎがアクセント。
TXIRIMIRI。
キャラメリゼしたりんご、とけ出したカマンベール、トリュフ入り蜂蜜。
少し温められているのか、とけ気味のカマンベールにトリュフ入り蜂蜜ということで、書いていてもおもわずよだれが出そうな魅惑の組み合わせでした。
最終的にこの1品が最も印象に残りました。
バルにしては結構しっかり食べてしまいましたが、合計4300円ほどにしかならず、バルはやっぱりリーズナブルなのだなあと実感しました。
今回の旅行の楽しみがより膨らみつつ、ごちそう様でした!