お土産を買って回った後、お昼ご飯はラーメン屋さんへ。
SHIBUYA RAMEN。
スペイン語かバスク語ばかりの街に泰然と構える、カタカナが記された木の看板。
店主さんはスペイン人ながら日本のラーメン店で修業されたそうで、バル文化で盛り上がる世界一の美食の街にあって日本風のラーメン一筋で勝負されています。
卓上にはお箸とおたま。
店内にいたもう1組のお客さんも日本人だったようですが、テラス席に現地の方と思われる女性が2人ラーメンをお召し上がりでした。
BGMはスペイン語かどうか分かりませんでしたが異国のロックが流れていました。
「ラーメン屋」という感じがあります。
醤油ラーメン。
メニューは口頭のみの説明で、醤油、塩、味噌があるようでした。
具はチャーシュー、ゆで卵、なると、長ねぎ。
麺は中太のちぢれ麺でしょうか。
サンセバスチャンでなぜかよく見かけた黒ごまがここでもかかっていました。
何かパンチのあるものではありませんが、実直な醤油ラーメンという感じ。
率直に美味しいです。
イメージとしては、日本で食べるラーメンでいうとフードコートで出てくるようなオーソドックスなラーメンに近い、というと聞こえが悪いかもしれませんが、違和感のある突飛な味は一切なく、食べやすい、いい味のラーメンでした。
味噌ラーメン。
こちらはひき肉、玉ねぎ、コーン、ゆで卵、長ねぎ。
穏やかな味で、醤油ラーメンもそうでしたが油が少なくさっぱりした印象。
それでも麺にスープがしっかり絡んでいい味のラーメンでした。
寡黙でこだわりの強そうな店主さんで、作るラーメンも誠実さを感じて終始好感の持てるお店でした。
ラーメン2杯と水2つで会計5000円を超えたので、安くはありませんが、食べた価値はあったと思えるお店でした。
また来たいなと思いつつ、ごちそう様でした!