ビルバオからサンセバスチャンのホテルに戻って、雨が降ってきたのでホテルの近くで夕飯を取ることに。
お店は「altuna Boutique Bar」。
創業年の情報は見つけられませんでしたが、2018年末に改装リニューアルオープンしたそうで、新しくて綺麗かつスタイリッシュな店内でした。
ジャンルとしてはバルだと思いますが、サービスプレートまで置いてあってレストランっぽい趣き。
ひと口にバルと言っても幅広いものですね。
サンセバスチャンの初っ端なのでお酒はチャコリを注文。
この後も色んなお店でチャコリをいただきましたが、結果的にこちらの1杯が1番印象に残りました。
1番軽くて飲みやすかったということかもしれませんが。
テーブル横のカウンターに山積みされたトマトが気になったので……、
まずはトマトのサラダから。
塩胡椒オリーブオイルのシンプルな味付けと思われます。
マルドンの塩みたいなきれいな結晶の塩が、やや多めにかかっていました。
トマトは甘さはほどほどですが、肉厚で風味の濃いもの。
まぐろのタルタル ピスタチオソース。
他にプラム、アーモンド、レモンピール、そしてクラッカー。
まぐろとナッツってあまり組み合わせにイメージがありませんでしたが、まぐろにむしろさっぱりした意味合いを持たせるマッチングで面白かったです。
プラムやレモンのフルーティーな風味も合う。
シーフードと卵のサラダ。
オリーブが載っているかと思いきや、食べてみたらこちらもピスタチオソースだったように思います。
ブリオッシュのミニバーガー。
肉の細切りチョップの情報はメニューにありましたが、フライドオニオンについては言及がなかったので出てきて驚きました。
ビルバオのハンバーガーも飴色玉ねぎがサンドされていましたし、火を入れた玉ねぎをハンバーガーに使う文化なのでしょうか。
サーロインっぽいお肉とチーズがオニオンの山に埋れて隠れていて、ほんのり甘みのあるブリオッシュも合わせてやや甘い方に傾斜は傾いているものの、お肉料理としてのバランスは保ったミニバーガーでした。
特に事前に調べていたお店ではなかったのですけど、雰囲気もお料理も素晴らしいお店でした。
残念ながら機会には恵まれませんでしたが、旅行中もう1度伺いたいとすら思ったほどでした。
最初の夜から大ホームランで、旅行がさらに楽しみになりつつ、ごちそう様でした!