アカシエで思わぬ充実ランチをいただいたわけですが。
ランチのデザートの選択肢の中に「モンブラン」が入っていることもあると聞いていたのでちょっと期待していましたが、今回はなく残念。
ということで普通にデセールメニューから「薔薇の香りのヴァシュラン、和栗のモンブラン仕立て(950円)」を注文。
「時間がかかりますけど、大丈夫ですか?」と聞かれましたが、どれくらいか伺うと「15分から20分」ということだったのでお願いすることに。
あくまでも「モンブラン仕立て」にした「ヴァシュラン」です。
鮮やか。
華やか。
綺麗なピンク色の球体のヴァシュラン。
今まで食べたものの中で一番食べ物っぽくないものかもしれません。
和栗のペーストは太めでぽそっとした食感。
風味もしっかり。
少なめに見えますが、ヴァシュランの下にもごっそり盛り付けてあって普通のモンブラン1個分かちょっと多いくらいに感じました。
ヘーゼルナッツのブラマンジェ。
つるんとした表面に濃厚でクリーミーな口どけ。
特筆すべきはナッツの風味の強さ。
山ほどのナッツをぎゅーっとこの1つの中に詰め込んであるようなイメージ。
正直言うとこの一皿の中で最も印象に残りました。
さっくり軽いヴァシュランを割ると薔薇のアイス。
薔薇推しなところはアカシエらしいです。
華やかに薫り高い薔薇のヴァシュランとアイス。
素朴に淡い味わいの和栗のペースト。
滋味深く濃厚な風味のヘーゼルナッツのブラマンジェ。
特別相性がいいというわけでもないのですが、全体のバランスがよくそれぞれの味が引き立って感じられました。
ランチに相当時間と手間をかけていそうですが、デザートも抜かりなしです。
迫力すら感じる完成度でした。