色々な方のブログで気になっていたメニューをチェックして回りますが、どれも1人前では注文できなかったりして2軒目難民気味に。
段々行列のできるお店が増えてきましたし、そろそろどこかに入ろうと並びのなかったこちらへ。
山東(1号店)。
水餃子で有名な人気店ですね。
ちなみにこちらは「1号店」であって「本店」ではないみたいです。
すぐ裏にリニューアルされた本店がありますが、本店は100席近く1号店も50席ほどあるそうで、大人気でしたがどちらも行列はなく入れるようでした。
やっぱり相席のテーブルです。
右奥のウォーリー柄の容器は名物の水餃子に合わせる特製ココナッツだれが入っています。
メニューにあった蒸しマナガツオが美味しそうでしたが残念ながら「売り切れ」だそうでした。
壁に貼ってあったおすすめメニューから、特製海鮮スープ大根入り(1296円)。
具がモリモリです。
海鮮は、アサリ、海老、蟹、イカ。
結構入っていますが、量のバランスから言うと「大根スープ海鮮入り」の方がしっくりきます。
スープは濃厚なチキンスープ。
魚介の香りもあるのでしょうけど、チキンの風味が勝っています。
海老の処理の仕方が中華っぽいですね。
いつもと違ったぷりぷり感で面白いです。
満を持してメインが。
水餃子(1人前10個)(756円)。
意外と時間がかかりました。
丸っとしてコロン、見るからにもちもち。
いつものやつだ!と錯覚してしまうくらい有名で見慣れたビジュアルです。
かわいい・・・かわいいですけど、湯気がすごいです。
僕と同時に提供された別のテーブルから「これ絶対火傷するやつだ!」という嘆きが聞こえてきました。
美しいバラにはとげががありますが、可愛らしい水餃子にはゆげがあります。
特製のココナッツだれをスタンバイ!とお刺身気分で準備しましたが、どちらかというと小皿に水餃子を置いてたれをかけていただいた方が良さそうなシャバシャバタイプのたれでした。
ガブリッ!モッチモッチモッチ・・・・・ジュワーーー・・・あっ、美味い!
これくらいの感じで美味しさに届くまでちょっとタイムラグのある皮の厚みです。
皮は甘みも旨みも少ない地味なものですが、ちょっと厚みを持たせた中に溜め込んだ肉汁の美味いこと美味いこと。
だだ溢れてきます。
思ったよりもプルプルしたグルテン系の弾力ではなく、ほぐれていくもちもち感。
うどんではなく蕎麦に近いと言ってもいいかもしれません。
提供まで時間がかかったので、小ぶりな割にかなりしっかり蒸していたのだと思いますが、ニラはジャキジャキフレッシュさが残ります。
厚めの皮だけだと飽きやすくなりそうなところで、いい刺激になりますね。
ココナッツだれはかなり塩分強めの醤油味。
独特の繊維質が食感に異彩を放つココナッツファイバーがほのかに雰囲気を出しますが、基本は醤油が強いです。
先に書いた通り、肉汁に味覚を持っていかれるまでにちょっと間があるのでそれまでたれがしっかり味でつないでくれます。
肉汁がバーストし始めたらもう独壇場ですからね、邪魔にならないようにココナッツだれはかけすぎ注意です。
いやいや、噂に違わぬ美味しい水餃子でした。
また食べに来たいと思える一皿でしたが、次は複数で来て分けて食べたいなとも思える一皿でした。