中華街のランチは11時頃からスタートとみていたのでそれに間に合うように移動したつもりでしたが、途中寄り道をしていたら11時を少し過ぎて到着しました。
お盆休み真っ只中ということで人出は凄まじかったですけど、11時台はまだ行列の出来る店は限られていたように思います。
皆さん休日は朝ごはん遅め→昼ごはん遅めという調子なのかもしれません。
一応ハマっ子ですからある程度有名なお店は知っているので、ふらつきながら惹かれたお店に入ることに。
獅門酒楼。
平日には「ミステリーランチ」なるものを出していて、内容は食べるまで内緒のお料理を650円という格安のお値段でいただけるそうです。
ちょっと珍しい食材をいただけることもある反面、苦手な食材が出てもお店は責任を取らないというハイリスクハイリターンなチャレンジメニューがウケているみたいですね。
その他日替わり、週替わりでメニューに変化があって、頻繁に通う方には嬉しいお店ですね。
個人的には海鮮に強いお店として興味があったので入ってみることに。
相席御免の円卓の席に案内されました。
ランチセットやコースメニューをスルーして、ホワイトボードをチェック。
本日のお魚として、赤ハタ、黄ハタ、カサゴが入荷しているそう。
それらは「蒸・煮・揚・炒」から好みの調理法を選んで注文できるのです。
基本的に複数で注文してつつくボリュームですが、一番小さなカサゴ(400g)(2200円)を注文。
「オオキ、スギルヨ」と怪訝な顔をされたので、少し時間をもらって考えた結果やっぱりカサゴで。
「カラアゲ、アマズアンカケ、ガオイシイヨ」とのことで、個人的には蒸すのも気になったのですがまあそこは王道の甘酢あんかけでお願いしました・・・が、
「30プンイジョウカカルヨ!」
じゃあやめます!(笑)
それも先に言ってよ!(笑)
というわけで、結局アラカルトで2品注文しました。
あら、予想外におしゃれな感じで来ましたね。
ピータンの質は、普通・・・かちょっとそれより下かな?(笑)
個人的にピータンって結構好きなはずなんですけど、あまりハマらなかったので。
小振りの角切りにしたトマトとキュウリが少しとパクチーが乗っています。
そして見えていない下層は全て生湯葉豆腐。
この生湯葉豆腐がめ・ちゃ・め・ちゃ美味しいです。
見た目普通の豆腐のようですが、ねっとりとした胡麻豆腐にも近いような食感です。
そして豆の味が濃い!
ただ一見分かりにくいのですけど、生湯葉豆腐がすごく多いです。
バランス的に、濃厚な生湯葉豆腐がちょっとくどいかなあ。
でも中華街に来たなあと感じることのできる独特のスターターになりました。
写真だと分かりにくいかもしれませんけど、大皿なのでなかなかボリュームがあります。
注文時に「カライノダイジョブ?」と確認されましたよ。
こちら四川唐辛子ですね。
「食べてもいいし食べなくてもいいです」という説明がありました。
食べてもヒーヒーするような辛さではないので普通に食べられますが、全て食べるとさすがにお腹に直接ダメージがありそうな気がしたのでほどほどにしておきました。
穴子は小振りのものを1尾分かな?
1口サイズには少し大きめのカットですが、ぶりんぶりんの弾力で皮目に関しては決して千切れないので丸ごと口に放り込んで咀嚼するしかなさそう。
そこそこ厚みのある穴子でしたが、本当皮目はすごかったな・・・。
中国産なのでしょうか?
他の具材はメニュー名にもあるマコモ茸の他、ベビーコーン、葉ニンニクに蓮の実、あとは少しだけ赤パプリカ。
マコモ茸は筍の根の方のように繊維質が強くてちょっと酸味のある感じ。
葉ニンニクは旨みとほんのり甘みが出ています。
そして恥ずかしながら、食べているときは蓮の実をマカダミアナッツだと思って、大粒だけど味は薄いな・・・と思っていました(笑)。
この後中華食材を物色して回ったときに蓮の実を見かけてハッとしました。
唐辛子の風味は鼻から感じられるものの、辛味自体は強くありません。
時々物足りなくて四川唐辛子をつまむ、というスタイルでいただきました。
この調理の穴子をいただくのも面白かったです。
途中から日本人と思われるスタッフも加わってひと安心。
ちょっと言葉の不安な場面もありましたが、総じて居心地はよかったと思います。
水を注ぎ足しながら「カラクナイ?」と聞いてくれたりしましたよ。
次回はぜひ大物の魚に挑戦したいと思います。
ちなみに、30分くらいなら待ってもよかったかなあと少し思っています。