12月23日(金)、祝日のこの日は、久しぶりにパーラー江古田さんへ。
いつもと違う経路で向かったところちょっと迷いましたが、カウンター席が空いていたので待たずに案内していただけました。
その日限りのメニューなんかも用意されていたりするので、ちょっとメニュー冊子とにらめっこ。
今回は狙っていたレギュラーメニューのサンドイッチをいただくことに決めました。
サンドイッチの中身は決まっていても、パンの種類や、ドリンクも選ぶ必要があるので嬉しい悩みは続きます。
しばらくカウンター内の手際よい作業に見入っていると、サンドイッチが登場。
チキンとまいたけのオーブン焼きサンド(980円)。
このところ野菜系のサンドばかりお願いしていたので、今回はガッツリ肉モノを。
パンはフォカッチャでお願いしました。
オーブンで焼いた、外カリッ、中ジューシーのチキンと、こちらもジューシーで香り豊かなまいたけ。
チキンは厚みのあるゴロゴロカットですが、クッション性のあるフォカッチャなので適度に潰しながらいただけます。
ギュギュと潰すと肉汁がパンに浸みて、口元に近付けると小麦粉、チキン、まいたけがたたみかけるように香ってきます。
表面がまた香ばしくて、岩塩はビビッと鮮やかな塩気。
この塩気がまた小麦粉の甘みを際立たせます。
カリカリのチキンの皮目もたっぷり。
パンに挟まって蒸されても、クリスピーさに影響はあまりない感じ。
実家にいた頃は、チキンのオーブン焼きがクリスマスの定番でしたが、
当時を思い出す懐かしい香り。
切り倒した丸太に生えてくるキノコが「生命の復活」を表すとして、ブッシュドノエルをクリスマスに食べる習慣があったはずなので、
そういう意味で「まいたけ」もクリスマスらしかったかも。
特に意図せず「久しぶりに、肉食おう」くらいのつもりで注文しましたが、
季節感のあるメニューをいただくことができました。
後付けバンザイ。
ドリンクはカフェラテを。
何度も書いたことがあると思いますが、個人的にこちらのラテが大のお気に入りで。
というのも、提供温度がかなり低いのですよ。
人によっては「ぬるい」と感じてしまうかもしれませんが、ミルクの風味を最大限活かそうと思ったらこれくらいなんだというのがよく分かるのです。
店員さんは結構人数いらっしゃいますが、多分毎回同じ女性が淹れてくださっているので、
きっと腕のある方が担当されているということなのかと。
ヒリッと辛みにも近い苦みを放つエスプレッソも主張あり。
せっかくなのでティラミス(680円)も追加。
写真で伝わるか分かりませんが、結構なボリューム感です。
飾らない純朴なティラミスという感じ。
本場イタリアでも色々な場面で食べられるでしょうからタイプは様々あるでしょうが、
個人的にはローマで食べたのを思い出します。
卵黄の色なのか、マスカルポーネクリーム部分はかなり黄色みを帯びて見えます。
もっと真っ白なクリームのイメージを持っていたので、これだけで既にオーラを感じましたよ。
ベースに敷かれている他に、不均一なバランスで(?)エスプレッソを浸みこませた生地が配されています。
やはりエスプレッソはシャープ。
表面はココアではなく、カカオニブなのかな。
ポクポクと可愛らしい食感です。
この辺が甘さを抑える効果で、大人っぽさを演出しているといったところ。
とはいえペットリ濃厚なクリームはしっかりとした甘さと、執拗なまでの香りがあって食べ応え抜群。
大きめのサイズのがドカッと出てきたときはちょっとたじろぎましたが、あっという間に食べ進めて、
再会を誓って惜しみに惜しみながら最後のひとくちを口に入れました。
前回訪問から結構間が空いてしまったことを後悔したくなるほど、大満足の朝ごはんでした。
また次回伺えるのを楽しみにしています。
ごちそうさまでした!