この日は知人と朝ごはんの予定だったのですけど、たまには市場以外でということで久しぶりに「パーラー江古田」さんへ。
開店直後は意外と空いていたり、やっぱり満席だったりするのですが、この日は満席でスタンディングの席へ。
待っている間にカウンターが空いたので食事は移動していただくことができました。
強めの雨降りで随分冷えた朝だったのですけど、店内では薪ストーブが焚かれていたのでとても暖か。
暖かいだけでなく、空気が心地よくなるのですよねえ。
知人のサンドが続々登場。
奥から季節野菜グリルのサンド(胡麻パン)という僕イチオシカスタム、手前はチキンと舞茸(フォカッチャ)という食べやすくも肉々しい組み合わせ。
僕はちょっと久しぶりに定番サンドの「季節の野菜のオーブン焼き バルサミコソース」をチョイス。
パンは塩気が効いて味が強めの雑穀パンを合わせます。
野菜はプチヴェールとレンコン。
ザックザクのレンコンはデンプン質でちょっとモチモチ感も残ります。
甘みが出るところへパンの塩気がビシッと刺さって、噛むほど味の濃くなるパーラー江古田さんのパンが段々と幅を利かせる構成。
味濃い野菜は、焼き調理の良さが出ていますねえ。
3人だったのでほうれん草とリコッタチーズのキッシュも注文してシェア。
表面の焼きが強めですが、アパレイユの中はほうれん草とリコッタたっぷりで全体にはやさしい仕上がり。
カフェラテ。
食後のコーヒーも大きな楽しみのひとつ。
以前いらっしゃったバリスタさんの淹れるラテが大好きだったのですけど、スタッフさんが入れ替わって以降もこの1杯のために訪問したくなる魅力を維持してくださっているのですよね。
温度は最初から低めでミルクの甘みがまったりと全体を包む味わい。
苦みはしっかりあるのですけど、とげとげしさはまったくなくあくまでも風味の範疇という感じ。
飲み方にもよるのかもしれませんが、後半にいくにしたがって味が強くなっていった上で、最後に底に残ったフォームミルクをスプーンですくって大団円。
サンドひとつで凄まじい贅沢感のある「料理」なのですけど、それ以外の要素もどれも素晴らしくて幸せいっぱいでごちそう様でした!