この日は小田保さんに入れなかったので気持ちを切り替えて鳥藤さんへ。
今回は比較的短いスパンでお邪魔することができましたね。
注文は前回訪問時から決めてあった親子カレー(900円)に。
この料理の話題になるときに、いつも間違えて「オムカレー」と言ってしまうので、この日は慎重に慎重に、
「親子カレーをください」
とお願いしましたが、
「はい!合いがけ1つー!」
と厨房に通されました。
というわけで「合いがけ」こと親子カレー。
カレーと親子丼のアタマを合いがけにした一皿ですね。
僕の次に来た常連さんも「合いがけちょうだい」と注文されていました。
シャバシャバ系のカレールーに、ふっくらと火の入った卵とじ。
そして見た目におけるオムカレーとの大きな違いは、卵とじにぶつ切りの鶏肉が入っていることですね。
鳥藤さんなので鶏スープが付きます。
白濁濃厚。
カレーなので福神漬けが付きます。
シャバシャバのルーに合うようになのか、細かく刻まれたものですね。
さてさて、本丸に。
ご飯が黄色く染まっているのが、カレーなのか黄身なのか判別できませんね。
ちなみにご飯は少なめにしていただくよう入念にお願いしました。
ルーはあまり際立ったスパイスがあるわけではなく、恐らくお店の濃厚な鶏スープを使っていそうで、
カレー風味のスープの延長線上にあるようなイメージかもしれません。
お皿が平たくてスプーンではすくいづらいので、ご飯によく吸わせながら食べ進める必要があります。
続いて親子煮エリアを。
ひと口食べてまず印象的なのは、お出汁の甘さ。
親子丼だけで食べると慣れた味付けでも、比較対象があるとまた際立って感じられますね。
ちなみに個人的には、鳥藤さんの親子丼の味付け自体もともと甘めという印象でしたねえ。
鶏モモと一緒に。
ぶりっと強めの歯応えと、厚みのある皮目。
カレー、卵と合わせて、どれもケンカのない一体感のある味わいです。
「これはオムカレーではなく"親子"カレーだな」と印象強くいただくことができました。
次に注文するときはぜひ「合いがけを」とドヤ顔でお願いしてみようと思います。
ごちそうさまでした!