5月5日(金)、ゴールデンウィークも終盤ですが、この日は僕もお休みだったので東横線沿線沿いで食べ歩くことに。
気になるお店は多いものの、微妙な距離感でなかなか伺えていないエリアなのですよね。
朝イチはてくてくと散歩して、まずは都立大学前のトシ・オー・クー・デュ・パンさんへ。
ツナサンド(497円)。
お店の看板商品であるバゲットを恐らく1/2サイズ丸々使ったサンド。
ツナをカレー粉で和えて、キュウリ、トマトと一緒に挟んであります。
ドライな仕上がりのツナにキュウリとトマトの水分が浸みて、カレーの香りが膨らむような構成。
塩気は控えめで、香りメインでさっぱりいただけます。
何よりバゲットが美味しいのですよね。
そのまま食べてももちろん美味しいですが、フィリングの味をガッチリと受け止める包容力。
回りくどい言い方ですが、パンというより「ご飯のお供とご飯」の関係に近いような感じ。
バゲット(173円)。
バゲットは2本購入。
本当は3本購入して1本は丸かじりする心づもりだったくらいですが、誘惑に負けて1つはサンドにしてしまった次第。
ここと、某店のバゲットが僕の中では別格、別次元なのですよね。
この浅い焼き色、カシュッとややウェット感を残したクラスト、小麦の香りが180%くらい詰まったクラム。
パリでかじりながら歩いたバゲットとまさに印象が被るのですよ。
家に帰ってから断面も撮影(ちょっと切り口が雑で失礼!)。
お詳しい方には「気泡がない!」などと言われてしまうかもしれませんが、実際本場でもこんなのをいただいた記憶があります。
久しぶりにいただきましたが、やっぱり好きなバゲットでした。
シャバタ(216円)。
オリーブオイルがこれほど明確に香るのは初めて、というくらいの主張がありました。
保水量も多めでもっちりした食感。
パヴェ・ドートルフォワ(216円)。
実はこちらのお店、バゲット・トラディションというのもあるのでそちらも購入予定でしたが、焼き上がりが11時ということでまだ出ていなかったのですよね。
リサーチ不足の自分を恨んだわけですが、お店の方がご丁寧に「形は違うけど生地は近い」とこちらのパンをオススメしてくださいました。
「あの頃の石畳」みたいな意味合いなのかな。
長時間発酵でたっぷり気泡の入ったもっちりクラム。
「皮はちょっと薄め」と伺っていた通りのクラストでしたが、バゲットにするとこれがガリッと仕上がるのでしょうね。
小麦粉もしっかり主張のある香りですが、こちらの生地の方が塩気が骨太に感じられますね。
次回はぜひ時間を調整して、バゲット・トラディションも購入したいと思います。
というわけで、調子よく東横線沿線行脚が始まりました!