ゴトーさんで想定より時間を食いましたが、せっかくの浅草ですから当初の予定通り佐久良さんにもお邪魔していきましょう。
ちょうど前のお客さんと入れ替わりで入ったところ、なんと貸し切り状態。
最近も続々訪問されているみなさんのお話などさせていただきます。
この日は料理に加えてサラダも注文。
一旦お母さんも厨房に入ってサラダを用意してくださいます。
アスパラサラダ(1200円)。
グリーンアスパラとホワイトアスパラの盛り合わせ、それぞれに自家製のマヨネーズがかかっています。
さらにレタスのサラダも付け合わせてあるのですね。
注文を受けて茹でるところから始めてくださったグリーンアスパラ。
仕入れの関係なのか、
「細いのは北海道産なのよ」
とのこと。
普段は輸入物ということのようですね。
やっぱり北海道産のアスパラが明からさまに香りが濃かったです。
こちらはひんやり冷えたホワイトアスパラ。
交互に食べると全く味が違っているのがよく分かります。
メインはハンバーグ(1550円)。
相変わらずのオーラ。
珍しく夜の訪問だったので光量を心配していましたが、むしろハンバーグの方から輝いてくれています。
ゴツゴツとした肌合いが食感を想起させます。
自分が別のものを食べているときに隣りの人がハンバーグを注文すると、この肉々しさが翻って憎々しさに転じるのですよ。
肉、そして黒光りするデミを天から照らすサニーサイドアップ。
つるんとして、ぴかっとして、とってもサニー!
個人的にこういう料理を食べるときは、まずはハンバーグそのままで・・・次に目玉焼きを割って・・・としがちですが、
佐久良さんのハンバーグは、こう!
いきなり、パッカーン!
エアーズロックからのビクトリアの滝とでも言うべき、世界遺産ツアー級エンターテイメントです。
薄暗い暗がり・・・アルタミラの洞窟を進むとその先には・・・
壁画!もちろん描かれているのは牛!牛!牛!であります。(ちょっと豚も入っていると思います)
絶品のデミソースを卵黄でマイルドにしてしまうのはちょっと後ろめたさの漂う背徳感ですが、もちろん食べて納得悔いのない美味しさ、この場合「美味さ」と言いたくなるカジュアルな味わいに振れている印象。
肉の力強さを残しつつ、ふんわりとアゴにやさしい食感がどこか佐久良さんらしく感じられる、相も変わらず愛の変わらぬハンバーグでございました。
のんびり美味しいハンバーグを食べながら、ゆっくりお話することもできて、穏やかで幸せな夜を過ごすことができました。
ごちそうさまでした!
佐久良さんのメニューは以下にまとめてあるので、よろしければご参考にご覧ください(^^)