続いてちょっと久しぶりにねいろ屋さんへ。
このところ吉田カレーさんの後は阿佐ヶ谷で甘いもの散策をするコースが続いていたのですよね。
平日だったこの日は、15時からかき氷のみの注文ができるということで、時間を過ぎてから伺いました。
注文はササッと決まりました。
マルミツ農園の桃(1000円)。
品種を変えながら桃のシーズンを楽しませてくれるねいろ屋さん、今回は第1弾の「ちよひめ」という品種でした。
ピンクというよりクリーム色に近いような淡い色。
ねいろ屋さん特有のとろみと艶のあるシロップがたまりません。
ひと口いただくと…おー、さっぱり!
ほのかな香りと抑えた甘み、氷が融けると同時に口に広がる味わいは爽やかな酸味が印象的です。
力強さはないものの、逆に水っぽかったり薄く感じることはなく。
初物っぽさを感じさせる桃でした。
続いて和三盆すいか(1000円)。
写真だとただのピンクに見えてしまうかもしれませんが、実物はちゃんと「すいかの赤を淡くした」のが分かる色です。
とてもキレイ。
すいかは独特の香りこそ主張がありますが、甘みの弱さは和三盆でカバー。
和三盆の甘みがとてもいい味のところへ、違和感なくすいかの香りが乗っています。
味としてはほぼほぼ和三盆なのかもしれませんが、すいかの香りが加わるとすっかり「甘ーいすいか」の味に早変わり。
昔懐かしいかき氷のシロップは「色が違うだけで味は全部一緒」だという話ですが、ちょっとそのイメージを思い出しました。
すごく面白いです。
添えられていたのは塩。
「すいかに塩をかけて食べると甘く感じられる」的なアレですね。
かけてみると…おおお!
甘みが増す、とかいうよりはなんだかとても懐かしい味に。
個人的には子どもの頃すいかに塩をかけて食べた記憶ってあまりないのですけど、それでも夏休みの思い出がアレコレ思い出されるくらいに鼻の奥がツンとする感じ。
郷愁を帯びてしまう味わいでした。
とにかく和三盆が間違いのない味なので外すことはないとは思っていましたが、予想以上に面白く、そして美味しい1杯でした。
フルーツは、美味しいのをそのまま食べるのが1番だと思っていますが、ここのかき氷は無性に食べたくなるのですよね。
今回もまたその思いを強くすることになりました。
ごちそうさまでした!