この日はお昼に用事があったので早めに築地でもう1軒お邪魔していくことに。
限定メニューとして店前に貼り出される「土曜日のおつまみ」の中に、前から気になっていたメニューが入っていたので長生庵さんに決めました。
店内はほどよい混雑具合で、途中から相席になりました。
お料理はさほど待たずに登場。
かつ煮とキムチ(800円)。
こちらのかつ煮は、揚げ物に定評のある長生庵さん、もちろんお出汁の美味しいおそば屋さん、と好条件が揃っているので結構いい評判を聞いていたのですよね。
ただ以前は1200円とかのこともあったかと思いますが、結構ガクッと価格を下げたので内容も変わっているのかもしれません。
この日はなぜかキムチが付いて800円。
かつ煮はこちら。
さすが、やっぱり出てきた瞬間からお出汁の香りがとても心地よいですね。
先入観もありますが、「おそば屋さんの出汁だなあ」と感じる香りです。
そしてなぜかキムチ。
なぜかキムチをアップ。
カツは薄め、衣は厚め、卵までしっかり火が入った仕上がりです。
上には青海苔、三つ葉、紅ショウガ。
お出汁は甘さ控えめで、他の要素とのメリハリに欠ける気がします。
カツはそれ自体魅力を感じるものではない感じ。
そんなカツでも魅力的に変身し得るのがかつ煮の醍醐味ですが、奇跡は起こらず。
なんだか色々迷走しているように感じられるかつ煮でした。
いいカツを使って質で勝負するのでは上手くいかなかったのでしょうか。
長生庵さんの揚げ物はやっぱり天ぷらだな!と改めて感じ入りながら、ごちそうさまでした。