lockandgo65

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「高はし」で桜ます塩焼<真ん中>。

いつも通りのコースで高はしさんへ。
 
気温は上がったり下がったり三寒四温などと言われる様相ですが、食材の季節感は順調に進んでいるようで。
 
高はしさんが満を持して繰り出す春の刺客は、ご存じ「桜ます」。
 
この数年ですっかり巷でも認知された感がありますね。
高級な和食屋さんやホテルでも、コースに入れると季節感が出るということで仕入れるところが多かったりする関係で値段が随分引き上げられてしまったそうです。
 
焼き上がりは縮みますが、高はしさんの焼き物はがっつりとボリュームのある切り付けですから焼き上がるまでに少々お時間がかかります。
 
桜ます塩焼<真ん中>(3000円)。
 
縮んで、これですからね。
推して知るべし。
 
幅といい厚みといい、文句のつけようがない圧巻のボリューム。
 
焼きたて熱々で脂がチリチリ輝いて、目をくらます、桜ます。
 
脂をよく吸った皮目はパッキパキに仕上がっています。
 
箸を入れて切るとか、刺すではなく、パリンと割れます。
 
鮭ます系の中ではやや淡い色合い、桜色の身の特徴は何っっと言っても香り。
 
筋骨隆々とした力強い香りの鮭ますの中にあって、この桜ますというのは芯の通った強い香りながら、例えるなら高校球児のような爽やかさがあるのですよね。
 
脂もよく乗って、口に入れたときの香りの広がりも勢いがありました。
 
口から脳へ、一直線に桜前線が進行しましたよ。
 
築地の春には外せないメニューですが、しっかり押さえられてよかったです。
ごちそう様でした!

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