ブドウのお菓子をいただきたくて、おやつのこぼくさんへ。
開店時間の11時過ぎに伺うとお店の外まではみ出る行列ができていました。
結局1時間ほど待って僕が着席した頃には行列がなくなって、なんと空席まで。
店主さんとお客さんが「狙い目は12時だったね」とお話されていました。
選んだお菓子はこんな感じ。
両方狙っていたものにありつけました。
ぶどうのタルト(380円)とマンゴープリン(380円)。
来る秋と去る夏の間。
マンゴープリン。
こぼくさんのプリンはお皿に山型に出すスタイルですが、こちらは果肉と何やらミルクがかかって提供。
食べていてココナッツの香りを感じたのですけど、かかっているのがココナッツミルクだったのではないかと思っています。
マンゴーと合わせて南国感が高まります。
マイルドでクリーミーな中にも、柑橘のニュアンスも感じる酸味があって、瑞々しい味わいでした。
ちなみにカップの下の"座布団"なのですけど、
なんと店主様のご家族の手作りなのだとか。
すごくこぼくイズム。
ぶどうのタルト。
レアチーズケーキの上に洋梨かりんごのコンポート、大粒のぶどうが3つ。
ぶどうが本当に大きいのですよね。
ワイン煮っぽくなっていて、たくさん水分を吸った分なのかもしれません。
レアチーズ部分はヨーグルト程度のさわやかな酸味、軽さ。
妖艶なワインの香りとチーズのミルキーな乳脂、そしてぶどうのジューシーな果汁。
それぞれが単純に盛り付けてあるだけでなく、それぞれ相性がよく、それぞれが美味しさの別の1面を引き出しているようなバランスの良さ。
背中もかわいいタルトは素朴な味。
これが全体を落ち着いた方向に寄せます。
相変わらずシンプルなお菓子の良さというのを改めて教えてくれる2品でした。
果物が、果物をそのまま食べるよりちゃんと美味しくなっているのですよね。
センスなのかな。
大満足でした。
ごちそう様でした!