11月22日(金)、週末になって米花さんへ。
着席する前から、何やら先着のみなさんがオシャレなものを召し上がっているのが目に入ります。
お惣菜プレート。
豊洲に来てからこのパターンの朝ごはんがときどき提供されていますが、いつも本当に手が込んでいるのですよねえ。
またさつま揚げだったり、身欠きニシンだったり、その辺で売っているものに慣れていると一見魅力を感じない食材なのですけど、米花さんは市場で売っている「いいやつ」を使ってくださるので、「あ、これってこんなに美味しいものだったんだな」と改めて気づかせてもらえるのですよね。
今回最も秀逸だったのはこちら。
簡単にいうとキノコ、白バイ貝、玉ねぎ、ロマネスコの炒めものなのですけど。
キノコは複数種、それも野性味さえ感じる香りが強いもの揃い。
脂のコクはありつつ味わいは淡白なグレープシードオイルに、白バイ貝の肝がとけ出してまるでクリームソース状態。
おまけにそこへニンニクが効いているという。
ここは豊洲じゃなくてトスカーナかな、豊洲カーナ?と思ってしまうような1品でした。
イクラと焼きたらこ。
そして身欠きニシン。
魚がない、高い時期こそ真価を発揮すると言われる市場メシの神髄を見るようなワンプレートでしたねえ。
つくね串。
ワンプレートでもう十分贅沢なのにもかかわらず、「1皿だけと思われたくない」とでも言いたげな米花さんらしさ。
鶏肉ではありますが、ハンバーグ然とした肉々しさとボリュームです。
というわけで米花さんの底知れなさをまざまざと見せつけられる朝ごはんでした。
ごちそう様でした!