続いて、開店の遅れていた「猫廼舎」さんへ。
注文はスマトラマンデリンを3番(20g×100cc)でお願いします。
コーヒー豆は大きく分けて2種類。
雑に言うと、風味のいいアラビカ種と病気に強いロブスタ種です。
突然そんな話をしたのは、1900年代初めのインドネシア・スマトラ島の「コーヒー絶滅」に関係するから。
コーヒー豆の栽培をめぐっては「サビ病」という病気が問題になるのですけど、これに弱いアラビカ種が1900年代初めに一度スマトラ島でほぼ絶滅したのですよね。
それを再び再興させたのがマンデリン族だったので、このコーヒーはマンデリンと名付けられたそうです。
まだインドネシアのコーヒー豆は9割がロブスタ種だそうですが、そんな歴史に思いを馳せながら飲むコーヒーというのも味わい深く感じられるもの。
どっしりズッシリ重くて苦い過去を背負った味わいのマンデリンでした。
こういう話は、コーヒー屋さんのご主人に教えていただけたりすることが多いので、また色んなお店に通って色々聞いていきたいなあと思いながらごちそう様でした!