休市日の朝にどこかいいモーニングはないかなあと検索していたら、期間限定で兜町のビストロが朝営業をしているのをみつけたのでお邪魔してみることに。
Neki。
兜町というと昨年オープンしたパティスリー「ease」がありますが、こちらはまさにその隣にありました。
再開発が進んでいるということのようです。
知っている人は知っているようで、早朝から次々にお客さんがいらっしゃって間もなく満席に。
普段はランチは4000円or5200円、ディナーは8500円のコースを提供されているとあって、かなりしっかりした造りでスタイリッシュな店内です。
ケールとベビーリーフのサラダ/ハニーマスタードドレッシング。
ドレッシングは甘みがあって、マスタードは風味がツンと鼻に抜けます。
自家製っぽいクルトンが味と食感のアクセント。
リーフサラダも味のある葉っぱばかりでした。
スープとパン。
ビーバーブレッドのものを使っているというパンは3つの選択肢があって、僕はスペルト小麦のパンでお願いしました。
プティポワの冷製スープ/オレンジ/ミント。
「プティポワ」というのはフランス語でグリーンピース。
冷たいグリーンピースのスープというだけではなくて、果肉まで入ったオレンジの香り、甘みや、最後に残るミントの香りなどひとひねりもふたひねりもした仕上がり。
クセが強いかと思いきや、冷たさと爽やかさが相俟ってとても飲みやすいスープに仕上がっていました。
メインはサーモンのミキュイ/フロマージュブランをチョイス。
他には人気のオムレツの他、全4種類の選択肢がありましたが、サーモンだけ200円追加料金でした。
厚切りサーモンをオーブンでミキュイに火入れ。
添えられたフロマージュブランにはケーパーとディルが乗っていて、スープに続いてこのお皿も入念に後口をかなり爽やかに仕立てている印象です。
イメージよりもしっかり火が入っていたように思いますが、サーモンの品のいい香りと旨みが引き出されていました。
部位によってカット幅や厚みが違いそうだったので、その違いを楽しむのも面白そうでした。
こちらは追加したデザートのブルーベリータルト/3種のチーズとピスタチオ。
モーニングが1400円に対して、ディナーでもアラカルトで提供されるこのタルトは1200円ということでした。
いかにモーニングがお得なのかが伝わってきます。
たっぷり乗せられたブルーベリーは国産物のフレッシュなものをマリネにしてあったと思います。
仕上げにピスタチオをたっぷりと削りかけていらっしゃいました。
贅沢です。
タルト台の中にもクレームピスターシュ。
材料の使い方がかなり豪快で、ランチやディナーのお料理が俄然気になってくるようなデザートでした。
とりあえず緊急事態宣言期間まででモーニング営業は終了したようです。
またモーニングの再開を楽しみにするというのも違うのかもしれないので、次はランチかディナーでもお邪魔してみたいと思います。
兜町が美味しいお店の激戦区になってきたな!と思いながら、大満足でごちそう様でした!