都立大学「COMPTOIR」さんでチーズのタルティーヌとフレンチトーストをいただいた後は、「トシ・オー・クー・デュ・パン」さんでパンも買って帰りました。
残念ながらバゲットは売り切れで購入できず。
最近はタイミングが悪くてかなりご無沙汰してしまっています。
いちじくとくるみのコンプレ。
ぎゅっと生地が詰まって表面はごりごりとしたパンになっています。
コンプレというのはよく見かける「全粒粉のパン」ですが、ここまで色味の深いのはあまり見たことがないかも。
何でも、日本の全粒粉の乏しい風味を補うためにフスマを加えているのだとか。
ぎゅっと詰まりつつも決して固くはない独特の食感、みずみずしいいちじくとポクッと軽いくるみの歯応え。
そして甘みが少なく酸味、苦み、渋み、旨みが凝縮したような味わい深い生地。
このパン1つで、1皿のお料理をいただいているような味の厚みが感じられるパンでした。
パンオルヴァンミュール（バニラ＆アプリコット）。
自家製酵母のパンにたっぷりのアプリコット、さらにはバニラの香り付け。
生地自体は旨みの強い生地なのですけど、バニラの香りが付くことで錯覚に近い程度に甘みが感じられたところへ、アプリコットの印象的な酸味。
お菓子のような甘さに寄せた側でバランスのとれた味わいですが、食後感としては生地の旨みがしっかり残って「パンを食べた」という気にさせてくれる1品でした。
生地の旨みと、食材の風味の立たせ方が光る2品でした。
次はバゲットを買えるタイミングを狙いたいなと思いつつ、大満足でごちそう様でした！
