南柏でコーヒー熱が爆上がりしたままほかほかで蔵前へ移動。
このところ続けているデミタス行脚の一環でこちらにも伺っておきたかったのですよね。
デミタスでブレンドの羚羊(かもしか)。
コーヒーって写真でよさを伝えるのが難しい気がしているのですけど、こちらのお店はカウンターの造り、器、照明の具合などいくつもの要素が重なって色気むんむんの写真になるのですよね。
時間帯によっても趣は変わって、この日はやや暗くなり始める時間だったので大人っぽい雰囲気。
それでいて黒光りするコーヒーが明るく色づいて見えます。
比較的ビターさが強く出た味わいで、苦みがゆっくりと舌をなでる重たさのある質感。
ちょっとツンとした風味が結果とした余韻に華やかさを残すイメージになっています。
水というか白湯のグラスひとつをとっても光と影の加減に味があるのですよね。
「蕪木」さんが今の店舗に移ってすぐにお邪魔したときに、ゴツゴツしてざらざらと肌にしっかり触る感じのカウンターの質感がとても印象的だったのですよね。
先ほどの白湯の光と影を写したときにふと指でなぞると、記憶よりかなりなめらかな肌触りになっていて時間の経過を感じた瞬間などもありました。
次は何を注文しようか楽しみに考えながらごちそう様でした!