この日は急ぎの予定がありましたが、ササッと買い物と朝ごはんのために市場へ出向きます。
「米花」さんは早い時間から開いているのでありがたいなと思いながら入店。
続々おかずが出てきます。
Jさんが胡麻すり担当として活躍されたといういんげんの胡麻和え。
いんげんの食感が強めに残っていて、風味も青々としています。
「胡麻のすり加減がいいっすねえ、ええ」と僕も胡麻をすりながらいただきました。
おでん。
この時期の定番メニューですが、毎回違うおでんダネが気になるところです。
今回ははんぺんと玉子がちょっと珍しいかも。
胡麻をするのとともに、ゆで卵の殻を剥くのも担当したJさんから苦労話を伺います。
お出汁に定評のある「米花」さんのおでんですから、お汁も楽しみにいただきますが、玉子を割ってとけ出した黄身をとかしながらすするのもまた一興でした。
まぐろ3種盛り。
まぐろ刺身はサクを切り出して提供されることが多いですが、この日は3パターンの盛り合わせの形でした。
これは正確には分かりませんでしたが、筋っぽい部位のトロを筋に沿って剥がした「はがし」みたいな感じ。
口の中の温度でじゅわっととけて甘みが広がります。
こちらはドンと分厚く一切れの赤身。
脂の乗った部位とのコントラストで、重みのある旨みが際立ちます。
一口で食べると、文字通り口いっぱいまぐろになります。
中落ち。
他の部位にはない、ぷりゅっとした質感、脂と旨みの強さのバランス、鮮烈な香り……。
市場らしいまぐろの魅力をストレートに、幅広く味わえる一皿でした。
今週も大満足で、ごちそう様でした!